【アニメキャラの魅力】攻撃的空手キーパーにして天才ＦＷ！どっちもすごい「若島津健」の魅力とは？『キャプテン翼』

世界中で大人気のアニメ『キャプテン翼』。世界のサッカー界にも多大な影響を与えたのは言うまでもありません。そして、実は世界のオタク界に多大な影響を与えたのも、ちょっとアニメ系が好きな方ならご存知なことでしょう。特に、明和小時代から続いた友情や、息のあったツートップが印象深い「若島津健（わかしまづけん）」と「日向小次郎（ひゅうがこじろう）」は、健×小次・小次×健などの略称で腐った乙女に潤いを与えてくれた黄金コンビです。このコンビは同人の歴史にその名を残したと言ってもいいでしょう。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ＧＫとＦＷ、二足のわらじ

　若島津くんは、空手の名門若堂流一門の若様です。かなりの使い手で、いずれはサッカーをやめて空手一本に、と熱望されています。ちなみに主人公大空翼の後輩で、南葛のキャプテンを引き継いだ新田瞬も、後に若堂流に入門しています。

　フォワードとしての能力はかなりのもので、ツートップで日向くんの能力をもれなく発揮できる相方は若島津くんしかいないと言われています。しかし、国内では若島津くんよりも有能なゴールキーパーは若林源三くらいしか存在せず、他にまかせられないという理由もあり、結果的にその空手を活かした守備テクで、明和小→明和ＦＣ→東邦学園→日本代表と、ゴールキーパーとして活躍しています。

　ユース時代は特に若林くんを意識していて、「二番手」に甘んじる状態を快く思っておらず「俺はかませ犬じゃない！」涙をみせるほどでした。しかし、フォワードという真逆のポジションのセンスも持ち合わせる若島津くんならではの「攻撃的なプレイスタイル」を確立し、「攻めの若島津」として若林くんからも一目置かれています。ちなみに彼の得意技「三角飛び」は、ゴールポストを蹴り反対側に飛ぶ荒業ですが、どうやら反則らしいのでまねしてはいけません。

■男気あふれる優しい性格

　「犬を助けて怪我したから大会に出られない」などのエピソードもあるベタな男前性格。４カ月も入院するほどの大怪我でした。犬はチビと名付けられ、若島津家でその後飼われています。また、怪我をおしてゴールを捨て身で死守するなど、献身的な性格です。

　献身と言えば、日向くんに対する献身的な態度が、おなじみです。小学校時代から日向くんと同チームな若島津くんですが、「日向さん日向さん」「キャプテンキャプテン」と慕いまくって、特待生として私立中学に入学した日向くんを追いかけて、東邦学園中学に入学するほどです。ちなみに若島津家はかなり広く、私立中学校の寮にぽーんと入れる財力はあるようですが、小学校時代に日向くんとツルんでいる際は、同レベルのボロっちい服を着ています。おそらく、日向くんに気を使ったのだと思われます！

　また、海外に視野を置いていたにもかかわらず、お母さんの治療費のためお金が必要になった日向くん。スカウトからもらった名刺をばらまいて、適当に一枚引いて、その国内チームと契約するという、投げやりなことをしやがります。若島津くんは、それを止め、横浜フリューゲルスとの契約金を治療費に当てて、日向さんの海外行きをバックアップします。「これはありがたく使わせてもらう・・・そのかわり、お前をどんなことをしてでもジャカルタへ連れて行く」ということで、当時「かませ犬じゃないもん」と泣きながら日本代表を去ってしまった若島津くんを連れ戻す日向くん。そして素直な若島津くんはきちんと周囲に謝罪し、「このチームに戻っておれは本当によかった」と涙します。さらに日向くんに対する畏敬の念が強くなりそうですね。

　スポーツライター乙武洋匡氏の要請や、日本選手のフォワード不足の憂いもあり、ゴールキーパーからフォワードへとコンバートした若島津くん。反町くんや新田くんには申し訳ありませんが、小学生以来の日向・若島津のツートップ！心躍らずにいられません。


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★記者：藤原ユウ（キャラペディア公式ライター）

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