「紅月カレン(こうづきかれん)」は『コードギアス 反逆のルルーシュ』の登場人物です。ブルタニア貴族の娘に生まれ「カレン・シュタットフェルト」としてアッシュフォード学園に通っています。実はブルタニア人と日本人のハーフ。サバサバした性格の雰囲気のカレンですが、そんな彼女の胸に秘めた思いとは?
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■お嬢様?いえいえエースパイロットです。
アッシュフォード学園に通っている可憐ですが、実はレジスタンス活動をしています。そのため欠席が多くなる事をこまかすため、学園では髪型や雰囲気を変えて生活しています。病弱でおしとやかなお嬢様として振舞ってクラスの友達から距離を置いていました。
反ブルタニアグループで活動したのちに黒の騎士団でエースパイロットとして活躍するあの紅月カレン。普段はおとなしい物静かな雰囲気のカレンを見ていると、エースパイロットで勇敢、そしてかっこよく男勝りな彼女とは絶対に思えません(笑)。本当にめちゃくちゃかっこいいのです!!
そんなお嬢様がなぜレジスタンス活動してるのか・・・。カレンはブルタニア国籍を持っていましたが、彼女自身が日本国籍を選びます。反帝国グループにリーダーとして活動していたカレンの兄ナオト。その遺志を受け継ぎ「扇要」が率いるグループに参加し活動を始めるのです。
カレンは長年、苦労した母と安心して暮らせる国を作りたいという強い思いを持ち活動をしています。カレンの素晴らしい身体能力とナイトメアフレームの操作技術で、エースパイロットとして君臨して行くのです。ナオトオブラウンズ級の実力を持つなど、高い評価を持つ天才的な腕前です。もう戦闘シーンのカレンはかっこよすぎです。
■さすがの適応能力
カレンのライバルとして名が挙がるのはやはりスザク。彼もまた優れた体術や様々な軍事教育を受けたエースだとは思いますが、カレンは軍事訓練も受けていなく高性能な機体を動かしそして乗りこなして戦える事を考えると、パイロットとしての資質、高い適応能力はカレンの方が上だったともいえます。改造した紅連を何の情報もないままいきなり乗りこなすカレンは、まさしくエースパイロットと呼ばれるにふさわしいのです。
■年相応さがキュート
サバサバしていて正義感があり女性なのに男らしい。現代で言う男前女子な紅月カレンですが、実は乙女な部分もあるのです。ゼロに対してかなり好意があるように描かれており、「私に命令できるのはゼロだけなんだからね。」このセリフひとつとっても、ゼロへの信頼・忠義そして愛する気持ちがヒシヒシと伝わってきます。ゼロ=ルルーシュが落ち込んだり弱っていたりする時には必ずカレンがフォローしていたり。逆に、叱咤したり彼が立ち直っていくきっかけを与えたのも紅月カレンでした。
ルルーシュがゼロだと知った時のカレンは、ショックで逃げてしまったりも・・・。恋する気持ちのやり場が見つからない姿に、本当に乙女だなと胸が苦しくなります。決別のキスもカレンにとってはルルーシュ=ゼロと離れ、敵となる辛い悲しいそしてせつない想いを感じました。
ゼロレクイエム後、母と暮らしながら学園に戻ったカレンの家にはみんなで過ごした思い出の写真の中にルルーシュが写ったものもあり、その写真にカレンが微笑むシーンはとても胸を打ちました。心の中の様々な葛藤、そして未来のために自分の身を戦いの最前線に置く紅月カレンの生きていく様は本当に美しくかっこいいと思います。
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★記者:かおちょこ(キャラペディア公式ライター)
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