2014年、食傷気味だったドローン。通常は飛行メカだが、昭和のSFアニメの時代から、メカものは空も飛べれば水中も泳げると相場が決まっていた。その万能性がひとつのロマンだったわけだ。
そんな少年のロマンを刺激するようなドローンがある。空撮もできれば、水面下の撮影もできてしまうという万能性を持ったドローンだ。
GoPro搭載可能のウォータープルーフモデル
すでに発売されているのは『QuadH2o』というモデルは、4つのローターを持つクアッドコプター。
アクションカムである『GoPro』を搭載でき、ウォータープルーフなので、空を飛べるだけでなく、着水してそのまま水面下の映像を撮ることもできる。雨の中を飛行することもできるし、水上から離陸することも可能だ。
6ローターモデルもまもなく登場
そしてまもなく登場するのが、『HexH2o』というモデルだ。その『Hex(ヘックス)』という6角形を意味する名の通り、ローターが6つに増え姿勢制御や機動性などが強化されている。
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それに伴って『GoPro』をただ搭載するだけでなく、3軸のジンバルスタビライザーを使ってマウントすることができる。使用するのは『Zenmuse H3-3D』というジンバルだ。これによってドローンが多少姿勢を変えても、ピタッと安定した映像を撮り続けることが可能になる。
もちろん『QuadH2o』と同様に、空からだけでなく水中の撮影も可能だ。着水、離水できるだけでなく、水上で任意に動かすこともできるので、水面下の撮影に関しても自由度が高い。
同社のサイトによれば、ジンバルを備えたウォータープルーフのドローンとしては世界最速だという。『Naza V2』というオートパイロットシステムを搭載し、GPSを使った自律飛行も可能だ。
この『HexH2o』キットは895ドルでまもなく先行予約開始。『QuadH2o』』キットは849ドルですでに発売されている。
空からと水面下と両方の動画を撮りたいというニーズはあまり多くないかもしれないが、マリンスポーツや野生動物の撮影などでは活躍しそうだ。こういったドローンの活用で、また新しい映像が見られるようになるかもしれない。
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