【アニメキャラの魅力】友情と絆で世界を救う主人公「一色あかね」の魅力『ビビッドレッド・オペレーション』

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2015年01月06日 10:50  キャラペディア

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(C)vividred project・MBS
「友情が世界を守る鍵」という触れ込みで創り出された、アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』。可愛らしい4人の女の子たちの、友情を育む様と、世界を守る為に戦う姿が魅力的な作品です。

 普通の中学生だったのが一変、世界の命運を背負って立つという苦境に立たされながらも、それを感じさせないキャラクターたち。主人公「一色あかね」はそんなキャラクターたちの中心的存在であり、この作品のテーマ「友情」を見事に体現した登場人物です。

 彼女の戦いは、友の為に自身のトラウマを克服するところから始まります。そして戦いを通じて様々な人と出会い、受け入れ、敵でさえも友達になっていく。そんな度量の広い彼女だからこそ、世界を救うなどという普通では成し遂げられないことにも挑めるのでしょう。今回は元気・友情全開の「一色あかね」を紹介します。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■トラウマを克服、そして戦いの渦へ・・・

 物語のカギとなる示現エンジン。その実験中の事故により母は負傷。父は既におらず、事故以来、祖父・健次郎と妹・ももと3人であかねは暮らしています。普段はその背景を感じさせない元気いっぱいで明るい娘です。同時に新聞配達のアルバイトで家計を支え、家庭菜園で育てた野菜を大切にする、心優しい性格でもあります。

 家族仲は非常に良好で、示現エンジンを開発した健次郎のことを尊敬しており、ももは楽天的な姉の姿に呆れながらも、しっかりと支えてくれる良い妹です。自身も家庭環境も良い印象を与える彼女ですが、実は心に傷を抱えています。示現エンジン暴走の折、宙づりにされたことがトラウマとなり、高所恐怖症となってしまったのです。物語開始当初も克服できておらず、その事に苦しむ一幕も。

 ところがある日、示現エンジンを狙って謎の存在・アローンが襲撃してきます。この騒動により、あかねたちの所に向かっていた親友・二葉あおいが危機に陥ってしまいます。あおいを助けるには、自身が苦手とする高所に行かねばならない。己がトラウマと対峙しなければならない苦境に立たされます。

 しかし友達の為ならば怖がってなどいられない!彼女は、あおいを救う為に決意を固めます。この「友達を救いたい」という気持ちが、やがて世界の命運を左右するカギになるとは一体誰が予想できたでしょうか。

■最大の武器は友情と絆。知らぬ間に人を魅了する人徳。

 周囲にも元気を振りまくあかねは、自然と皆の中心になります。特に共に戦う仲間である、あおい・わかば・ひまわりの3人に与えた影響は非常に大きいです。あかねの行動が、彼女らの心を縛っていた鎖を解くのです。3人もまた、あかねの力になりたいという気持ちから覚悟を決め、アローンとの激戦に挑んでいきます。

 そして物語の特徴であり、戦いの要となるドッキングシステム。このシステムは相手と心を通じ合わせる必要がある為、あかねとパートナーとなる戦士の交流が非常に重要となってきます。あおいに心をひらかせ、わかばの頑なだった心を解きほぐし、ひまわりに信じる心を持たせる。あかねの人徳こそがドッキングを発動させるのです。

 とりわけ、あおいとの初ドッキングは印象的です。あおいが自身の過ちを白状した時に、それをあっけらかんと受け入れるあかね。この様な彼女の器の大きさがドッキングを成功させる秘密であり、アローンとの戦いにおいて重要な役割を果たすのですね。

■敵だって友達に。あかねの行動が世界を救う!

 彼女の人を引き付ける魅力は、内輪にとどまりません。本来ならば敵である少女・黒騎れいにまで影響を与えていきます。れいは、あかねたちのクラスメイトであると同時に、ある理由から示現エンジンの破壊を狙う敵対者でもあります。

 共に素性を隠していたあかねとれいは、お互いが敵と知らぬまま、交流を深めていきます。物語終盤、れいに向けたあかねの一言は、この作品内の人間にとっても、現実にいる我々にとっても非常に重要な至言です。ボロボロになってもれいを救おうとするあかねの姿には胸を打たれます。なぜそこまでして助けようとするのか。理由は簡単、「だって友達だから」。どこまでもまっすぐな姿が美しく、そして眩しいのです。

 ビビッドレッド・オペレーションにおける戦いは人間関係が顕著に反映されます。だからこそ、友達を大切にするあかねは強く、世界を救うほどの存在なのだと言えるのですね。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:羽野源一郎(キャラペディア公式ライター)

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このニュースに関するつぶやき

  • OPとかキャラがよかっただけに、一番惜しいなと思った作品。ムリだと思うが、続編を。
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