【アニメキャラの魅力】俺の歌を聴け!歌って撃たない主人公「熱気バサラ」の魅力とは?『マクロス7』

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2015年01月07日 08:40  キャラペディア

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(C)1994 ビックウエスト/マクロス7製作委員会
マクロスシリーズと言えば、SFロボットアニメでもかなり有名ですよね。そんなマクロスの歴代主人公の中でもかなり、というか唯一と言える独自性を持つ『マクロス7』の主人公「熱気バサラ」。きちんと伝わるかわかりませんが、ともあれ俺の記事を読め!てなもんです。多分山は動かないでしょうが。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■戦争なんてくだらねぇぜ!

 基本戦争やら戦闘がメインのロボットアニメでこれはいいのか?と思いますよね。しかし、大体どの作品でも戦争を止める為に戦いますし、思想や展開自体は一般的です。ただ、バサラは一味違います。彼は戦いを止める為に武力を振るったりはしません、自己の発言・信念において矛盾する行動を取らないのです。心の底から暴力を嫌い、そんな暴力の応酬の中に突っ込んで行ってそれを止めようとします。

 武器・兵器にも否定的で、やむ無く一度使ってしまった時にはそれはもう悩みました。ミサイルを一度撃っただけで悩んでしまう主人公などなかなかいないと思います。胸を張って平和を語れるのはバサラくらいでしょう。

■VF-19改エクスカリバー熱気バサラスペシャル

 通称ファイアーバルキリー。この機体でバサラは戦場へと飛び込んで行きます。真っ赤なバルキリーは超イカしてます。伝統的な形でありながら、そのデザインはまさにバサラ専用機。全ては目立つため、歌を聴かせるため。

 ご安心下さい、平和主義に反する武装は使用されません。代わりにスピーカーポッドや照明装置など、歌を聞かせる装備が満載です。ロボットアニメに付き物の機体強化もサウンドブースターに巨大スピーカーポッド内蔵弾と見事に音響関係。そんなの意味があるのかと言われそうですが、マクロス世界では歌が戦闘に有効なのは確認されており、味方の鼓舞に加えて敵の戦意を挫くのにも大活躍です。歌は世界を救うのです。

■20万チバソング(但しミレーヌ含む)

 マクロスと言えばやはり歌でしょう。シリーズ毎に魅力的な曲が幾つも登場し、物語を盛り上げてくれます。そしてマクロス7でバサラ達が歌う曲はどれも一言で表すなら、とにかく『アツい』です。熱量が高く、まさに熱気、まさにFIRE BOMBERと言った感じでしょうか。勿論、しっとり系の曲も完備なので安心です。

 個人的にはやはり突撃ラブハートでしょうか。にわかと言われようが何だろうが、やっぱりアレの熱さが一番です。他にも良曲がてんこもりなので必聴です。因みにバサラの歌の持つエネルギーは一般的な歌手の10倍以上だそうです。熱くならないわけがない!

■マクロス一の傾奇者。

 『婆娑羅』とは権威に媚びず自由であった者の事で、彼の名前もそこから取られています。その名の示すとおり、自由で歌への情熱と不屈の精神を持ち、縛られる事を嫌い、歌いたい時に歌う。奔放でありながらも、自分の愛する音楽への態度は真摯で、妥協を許しません。常に音楽の持つ可能性に挑み続けるその姿は、かつて夢を追った事がある人であれば、何かしら感じるところがあるのではないでしょうか?

 好きなアーティストに自分を挙げ、歌を聴かせる事が趣味で、あまつさえ『俺の歌を聴け!』とまで言えてしまう、それだけの自信。憧れないわけがありません。自分の仕事にプライドを持ち、そのプライドに見合った実力があり、世界に『俺の仕事を見ろ』と言える男にいつかはなってみたいものです。

 マクロスシリーズでも異色なマクロス7の、そのまた異色の主人公(個人的感想)「熱気バサラ」。ロボットアニメに興味の無い人でも楽しく見られると思いますがどうでしょうか。この作品に関してだけはロボットがおまけのような気がします(!?)し、何より彼の歌に触れて欲しい。何万チバソングものパワーで、貴方の中で何かが目覚めると思います。ボンバー!


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:諸葛均(キャラペディア公式ライター)

(C)1994 ビックウエスト/マクロス7製作委員会

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  • とにかく歌一筋のその姿勢ッ!「俺のバルキリーにミサイル積まないでくれよ」は屈指の名言かと。
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