【アニメキャラの魅力】イケメンゲットに一所懸命！メイクで可愛く変身「花野菫」の魅力とは？『ちはやふる』

漫画家、末次由紀の代表作『ちはやふる』。競技かるたをめぐる高校生の恋愛や青春を描いた良作です。そのアニメ第二期から登場する「花野菫（はなのすみれ）」ちゃん。競技かるた部の新入部員であり、恋愛関連では話を前に進めてくれる主要人物です。瑞沢競技かるた部の未来を握っている重要人物でもあります。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■彼氏と別れて即イケメンに一目ぼれ！

　中学卒業と同時に「はなれちゃうから」という理由で彼氏に振られた「素顔は地味なお化粧美人」の菫は、「カッコイイ彼氏を作って見返したい」という邪な野望とともに高校生活をスタートさせます。そんな中、部活説明会で登場した競技かるた部部長、真島太一に一目ぼれ。イケメン・学年首位・そして和服が非常に似合う！新入生女子はお近づきになりたくて大挙して部室に押しかけます。

　しかし、イケメンと釣り合うノーメイクの超絶美少女で、イケメンの幼馴染・主人公の綾瀬千早という「越えられない壁」を目撃したことや、その千早の本気の強さ、競技かるたの難しさから、女子たちは次々と脱落。そして彼氏に理不尽に振られた怒りや、「恋に対する情熱」で、めげなかった菫だけが女子で唯一残留という結果になります。

■「イケメンカッコイイ」から「本気の恋」へ

　「イケメンをゲットしたい」という欲望から競技かるた部に入部した菫ですが、他の子たちに比べると意外と本気の一目ぼれだったようです。爪やメイクを気にしすぎて、先輩の奏に叱られても「百人一首も愛や恋の歌ばかり、今も昔も恋愛が大事」と論破するほど、恋愛に本気です。

　「好かれたい」「真島先輩の好きなものを知りたい」という気持ちから、かるた会に入会し、それなりにかるたに取り組むようになり、知らず知らずのうちにかるたに対して本気の姿をみせるようになっていきます。太一が修学旅行をさぼって大会に出場した際は、探しに来た太一の母に取り入ろうとしたりも。本来、恋で優位に立つためならなんでもするタイプの菫ですが、競技に対する太一の本気の姿に「真島先輩は自分になりたくて頑張っている」と太一をかばうなど、「太一のため」に動く姿はまた健気なのです。

　原作では、太一がいなくなっても瑞沢競技かるた部を辞めず、むしろかるた部の中心となり引っ張っていくほどに「自分」をもつようになる菫。恋愛に対してだけ一生懸命だった菫が、部活も人生も一生懸命に取り組む子になるなんて、初回登場時には思いもしませんでした。

　太一のせつない片思いも応援したいですし、菫のけなげな片思いも応援したい。奏ちゃんも、太一のことを尊敬しているみたいですし・・・。今後、彼女たちの恋模様はどうなっていくのでしょうか・・・。この先がとても楽しみです。


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★記者：藤原ユウ（キャラペディア公式ライター）

(C)末次由紀／講談社