園子温監督新作は特撮怪獣映画『ラブ&ピース』、キャストに長谷川博己、麻生久美子ら

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2015年01月20日 20:00  CINRA.NET

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『ラブ&ピース』 ©「ラブ&ピース」製作委員会
園子温監督の新作映画『ラブ&ピース』が、初夏に公開されることが判明。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。

昨年は井上三太原作の映画『TOKYO TRIBE』を発表し、今年は『新宿スワン』の公開も控えている園監督。『ラブ&ピース』は、同監督が初めて特撮を使用して制作された作品となり、崩壊する東京の街に巨大化した「LOVE」が愛の怪獣として現れるほか、クライマックスでは東京の街に「愛」が降り注ぐという演出も盛り込まれたエンターテイメント作品になるという。

デパートの屋上で1匹のミドリガメと目があったことに運命的なものを感じるサラリーマン・鈴木良一役には長谷川博己がキャスティングされているほか、良一が想いを寄せる女性・寺島裕子役を麻生久美子、物語の鍵を握る謎の老人役を西田敏行が演じる。また、渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおる、田原総一郎、水道橋博士、宮台真司、茂木健一郎、津田大介、真野恵里菜、神楽坂恵、松田美由紀らがキャストに名を連ねている。さらに特撮を駆使したキャラクターたちの声を星野源、中川翔子、犬山イヌコ、大谷育江らが担当する。特技監督は田口清隆が務める。

■園子温監督のコメント
この作品は俺の魂の集大成だ

■長谷川博己のコメント
今回、園子温監督作品で二度目の出演、そして初めて主演を務めさせていただきました。一人の冴えないサラリーマンがロックスターになる、そして怪獣が出てくる特撮映画だ、と聞いて一体どんな映画なのか想像がつきませんでしたが、出来上がった作品をみて不覚にも涙しました。見る人たちそれぞれにカタルシスのある作品です。過酷な撮影は、二度と園監督の作品に出たくない!とも思わせましたが、やはりやって良かった!また新たな一面を引き出していただきました。園子温監督の自由な発想、魂の叫び、また皆さんが度肝を抜かれる事となるでしょう。どうぞお楽しみに。

■麻生久美子のコメント
園さんとは、10年以上前に、未だ公開されていないショートフィルムでお仕事した事があって、その後にドラマ「時効警察」でお世話になりました。そして今回、園さんオリジナルの作品に出演させて頂く事になり、とても楽しみにしていました。衣装合わせの時には、とにかくダサく、色気はゼロで麻生久美子だと分からない感じでやって欲しいと言われたので、今までにない自分を引き出して貰えそうでワクワクしたのを覚えています。ストーリーもファンタジーで心に響き、今まで観た事のない素敵なとんでもない映画になっていると思います。やっぱり園さんの才能は計り知れない凄さがあると思いました。一緒にお仕事出来てとても楽しかったです!

■西田敏行のコメント
下水道のセットの中でひたすら一人芝居をするという、今までで初めての体験をしました。人間の共演相手もなく、撮影中はこれで大丈夫なのかななんて不安に駆られながらやっていたんですが、出来上がった作品は素晴らしく、手に汗握りながら最初から最後まで楽しく観ました。とても園子温監督らしい映画だと思います。
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