実家は共同経営型の大規模農場。そこで育った「稲田多摩子」はお金にとてもシビアです。エゾノーに入学した理由は、農業経営を学び海外に負けない農業を目指す為。とにかく好きな言葉は「お金」「高収益」「合理化」。高校生とは思えない現実的な考え方に関心してしまいます。もちろんビジネスの企画書もお手の物で、綿密に計算された内容に、先生方も納得させてしまう程。主人公の勇吾もそんな多摩子に頼る事が多く、とても頼もしいキャラクターなのです。今回はそんな「稲田多摩子」について紹介していきます。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■外見は太っているが痩せると超美人
多摩子はクラスの中で一番太っています。が、痩せると超美人!夏バテして痩せた時、勇吾は「あんな美人いたっけ?」と思いますが、その美少女が多摩子と分かり驚きます。同じクラスの常盤から「ずっとそのままでいろよ!」と言われますが、本人は痩せると貧血になるので嫌がります。そして、飽食の秋になると多摩子の体型は元通りに・・・。
しかし、条件次第ではダイエットする事も。学園祭で客寄せの為に牛を曳くよう頼まれた時は、食堂の食券5000円分で手を打ち、期日までにしっかりダイエットしてくると言うつわもの!自分の言ったことは完璧にやり遂げる仕事のできる女子。もう感服するのみです。
■実家の経営に口を挟みたい
実家が共同経営型の大規模農業と言うこともあり、衛生面や作業工程など含め、経営への意識も非常に高く、親からは「もう少し楽していいのよ」と言われるほどです。「私はお金が好きです!高収入を得るのに得もいえぬ充実感を覚えます。私がギガファームに就職したいのは、経営に口を挟みたいから!私が就職した暁には父さんはお払い箱よ!」と言い放った事も。親からしてみれば末恐ろしい娘ですが、これだけしっかりしていれば経営も期待出来るのではないかと思います。将来がとても楽しみな女性経営者のたまこ、いや卵です。
■淡々と現実のみを言う!そして何気に勇吾を諭す
牛が倒れそうになって思わず一郎をかばおうとして腰を打撲した勇吾。皆が自分でなく牛の心配ばかりするのに拗ねてたところ、「家畜は怪我したら生きるか死ぬかの選択になるのよ。さっきの牛も股関節が脱臼してたら即処理場行きよ」と言い放ちます。また、アキの勉強の事で勇吾が父親と対立した話を聞いた際も、とても現実的にかつロジカルに諭されます。内容は的確で要点をついた指摘を淡々と言い放つ多摩子の説得力は半端ではありません。
お金の管理に関しては誰よりも信頼されている多摩子。物語の中で欠点らしい欠点を見せないのも彼女の強み、そして魅力だとおもいます。ある意味超高校級とも言える経理能力の持ち主ですが、そんな彼女の経営者として大活躍する将来の姿をぜひ見てみたいのものですね。
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★記者:もんきち(キャラペディア公式ライター)
(C)荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会