田中望が「船絵」として描く東北各地の町や村、会場は横浜美術館

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2015年01月27日 20:50  CINRA.NET

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『大宝市』 2012年 白亜地、水干、岩絵具、墨、箔、モデリングペースト、パネル、綿布 130.0×300cm
田中望の個展『田中望展「潮つ路」』が、で2月7日から神奈川・横浜美術館で開催される。

1989年に宮城で生まれた田中望は、東北芸術工科大学大学院の博士課程に在籍するアーティスト。山形や秋田を中心に、各地に伝わる文化や信仰、その土地で古くから祀られてきた神々、神楽をはじめとする伝統芸能や祭、農耕や日々の暮らしにまつわる伝承などを取材しながら絵画作品を制作している。

同展では、これまで田中が訪ね歩いてきた東北各地の町や村の姿を、港町である横浜にあわせて「船絵」として描いた新作のシリーズを発表する。展覧会タイトルの「潮つ路」は、『日本書紀』にも登場する、神々の水先案内人であり、海洋の知識に長け、潮の流れや製塩をつかさどるシオツチノカミから名付けられたという。なお、2月8日にはアーティストトークが開催される。
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