【アニメキャラの魅力】八軒に心配されるのは嫌！？カッコイイ野球バカ「駒場一郎」の魅力『銀の匙 Silver Spoon』

主人公「八軒勇吾」のクラスメイトである「駒場一郎」。父親が牧場を経営してましたが農地を拡大した後、働き過ぎて亡くなってしまい、母親が一人で切り盛りしています。下には双子の姉妹もいる為、プロ野球選手になって親・妹達を楽にさせてあげるのが夢でしたが、借金が返せずにとうとう離農してしまった為、学校も辞めてバイト等で働いています。

　そんな一郎は、何かと勇吾に言われる度に「他人の心配しないで自分の心配しろ」と言います。自分の本当にしたい事があるのに借金の事や家の事など、様々な悩みに葛藤を描いています。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■アキとは仲良しだが勇吾とは？

　アキとは幼馴染で「いっちゃん」と呼ばれています。お互いに何でも話すので勇吾が嫉妬してしまう程。しかし二人は別に付き合っているわけではありません。その後、勇吾の誤解も解けますが、一郎は勇吾に自分の事を心配されるのを嫌がります。諸々の事情で一郎が退寮する際にも「もう自分の腹に収めてしまってんだ。だから気にするな」ち言う一郎に対して、勇吾が「本当は腹の中煮えたぎっているくせに！俺はそんなお前のところが嫌いだ！」と怒ってしまう一幕も。

　お互いがお互いを思いやる故にそんな言葉になってしまう・・・、男同士のプライドと優しさが表れているのではないかなと思います。その後もお互いメールのやりとりもしていますし、なんだかんだ言って良い友達なのではないでしょうか。

■しかめっ面のモテ男

　思った事をあまり顔に出さないタイプです。なかなか笑った顔を見せず、どちらかと言うとしかめっ面をしている方が多いのではないでしょうか？しかし、ルックスは男前でカッコイイので女子からはモテるみたいですね。男子にしてみればうらやましい限りでしょうが、本人はそれどころではありません。きっと、本人の頭の中は、家の事・野球の事で一杯なのでしょう。切実です。

■胸に秘めた野球への想い

　野球でプロになって契約金で借金を返したあとプロで活躍。引退したあとで牧場を営むのが彼のライフプランでした。しかし、全道大会の準決勝で敗れてしまった彼は、夢やぶれたも同然の気持ちでした。それからの彼は、家（牧場）の経営を立て直す事に集中していきますが、それでもまだ心のどこかに野球への熱意が残っているようにもみえます。家に設置された手作りのブルペンを整備しながら練習する姿を見ていると、どうしても彼が再びマウンドに立つ姿を想像してしまうのです。

　不本意な形で野球を諦めざるを得なかった彼は、もう二度と野球はできないと考えているのかもしれません。しかし、仲間や家族の後押しを受けて、再び野球に心が傾いてきたのも感じることができます。いずれ、彼が甲子園の舞台で活躍する姿を、是非とも今後の物語の中で見てみたいですね。


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★記者：もんきち（キャラペディア公式ライター）

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