【アニメキャラの魅力】いろいろ秘密がありすぎ!?エロカッコいいモテ男子「高倉冠葉」の魅力『輪るピングドラム』

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2015年01月30日 10:30  キャラペディア

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(C)ikuni chowder pengroup
賛否両論といえばこの作品。鬼才幾原邦彦監督の話題作『輪るピングドラム』。創元推理短編賞で入賞した伊神貴世さんが共同脚本を務めただけあり、ミスリードにつぐミスリード、我々を大いに混乱させてくれる、謎解き大好き、ミステリー大好きな人間にはたまらない作品でした。その主人公、高倉兄弟の兄の方、赤毛の方、ちょっと悪い方、そしてモテる方が「高倉冠葉(たかくらかんば)」です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■とにかくモテる

 都立外苑西高校に通う高倉冠葉は1995年3月20日生まれの16歳。とにかくモテる男です。伏し目がちで、憂いがあるからでしょうか。女性の扱いに長けており、紳士的かつ、(適当に)大人の対応、そして心はクール。熱くなれないホストタイプの男で、女なんて遊び相手としか思っていません。弟妹には「女にだらしないばっちい冠葉菌」とまで言われています。

 声がジャイ○ンだというのに、ジャ○アンが逆にカッコよく見える始末です。しかし、本命である義妹の陽毬に対しては、頬を赤らめるかわいらしい一面も。そして、命をかけて何度も命をたすける熱い男に変身するのです。

■家族を愛し、愛のためには悪にもなる

 冠葉のカッコよさは、ダークな部分と家族を思いやる心にあります。冠葉と夏芽真砂子は「幼いころから知り合い」と劇中では言われていましたが、実際のところは双子の兄妹です。

 冠葉と真砂子は巨大企業・夏芽ホールディングスの一族。父は、「ピングフォース(企鵝の会)」に没頭し、祖父に冠葉とともに追い出されています。父の死後は、同志であった、高倉剣山と千江美の家に養子に入り、高倉家の実子である高倉晶馬と兄弟として分け隔てなく育てられました。

 高倉夫妻は、ピングフォースとしてテロを起こすなど問題行動の多い夫婦ですが、親としてはとても素晴らしく、義娘である陽毬のちょっとしたわがままで事故が起きた際、千江美は身を呈してかばい、一生消えない傷をおいました。また、父の剣山も、無茶をした冠葉をかばいガラスでけがをするなど、愛する者のために命を投げ出せる人間であり、とても子どもを大切にしています。

 冠葉は尊敬する高倉の両親と同じように、家族を守る男を目指しています。愛する義弟妹(晶馬と陽毬)のために、実妹である真砂子に冷たくすることもありましたが、本当は関係を断つことで真砂子やマリオを守りたいという気持ちからの行動であり、夏目家も高倉家も、どちらも冠葉の大切な家族なのです。

 高倉夫妻や夏芽父のように、理想を追い求めた集団であったはずのピングフォース。しかし、テロ事件後は、企鵝の会(KIGA)と名前を変え、「世界の破壊」を目的とした集団へと変化してしまいます。冠葉は、陽毬の治療費のため、高倉家の財政を立て直すために、KIGAの危険な仕事を請け負い、なおかつ秘密にしています。そのため、冠葉が突然出かけることを「女遊び」だと思われています。

 愛する家族のためなら、愛する家族になんと思われても構わない・・・それが冠葉という男なのです。一見チャラ男、しかし実は不言実行のテレ屋さん、そんなギャップが冠葉の最大の魅力なのです。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:藤原ユウ(キャラペディア公式ライター)

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このニュースに関するつぶやき

  • 色んな意味で変態鬼才紳士・幾原邦彦の象徴であろう。ウテナの時点で変態は羽化し、現在の集大成が某・ゆり熊嵐である。
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