祐一が夜の学校に忘れ物を取りに行った時に出会った少女。魔物を討つものと称して、夜な夜な校舎に出向いています。彼女のことが気になり、祐一が学校に来た時に、この世のものとは思えないような気配を察知して舞に助けられる場面もありました。また、学校では時々ガラスが割れるなどの器物損壊事件が発生しており、その際に現場に居合わせていた彼女がいつも疑われています。説明しても理解してもらえないとわかっている彼女は、あえて弁明をせずにただ耐えるだけ・・・。今回はそんな「川澄舞」の魅力に迫っていきたいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■一人夜の学校で魔物と戦う
学校の七不思議とは少し違うような、それでも確実に存在している魔物を討つために舞は夜の校舎に向かいます。手傷を負わせてもなかなかとどめまでは刺せず、日々追い払うだけの戦いが続いていたところに、祐一と遭遇します。彼が、忘れ物を取りに来た当日には何事も起きなかったのですが、彼女の存在が気になって出向いた時には、危うく魔物に襲われそうになり、間一髪で舞に助けられた祐一。事態が落ち着くまでの間、舞と共に夜の学校で魔物と戦う手伝いをすることになったのです。
■好物は牛丼
ある日の夜、祐一から「差し入れは何がいい?」と聞かれ、彼女は「牛丼がいい」と答えます。食事中に魔物と出くわしても“牛丼の死守”を祐一に頼むなど、執着する場面も見られました。任務に失敗した祐一の姿を見て、「牛丼・・・」と残念そうに呟く彼女の姿は、なぜかとても可笑しく、いや可愛らしく感じます。
■心優しい性格
口数が少ないため、周囲からの誤解を招きやすい彼女ですが、本来はとてもやさしい性格で、親友の倉田だけがそのことを理解していました。生徒会との折衝の際にも、倉田が傷つけられたことに激高し、滅多に見せない激しい感情を見せました。
■意思表示が苦手
口頭で意思を伝えるのが苦手な彼女ですが、好きを好きと言えない時には「嫌いじゃない」と答え、イエスノーの回答に対しても、「はちみつくまさん」「ぽんぽこたぬきさん」などと、なんとも難解な回答を出してきます(祐一の提案)。また、表情をほとんど変えないため、嬉しいのかそうでないのかはっきり区別するのは至難の技です。
魔物の正体は、舞自身の心だったことに気づいた祐一。最後の魔物にとどめを刺そうとする彼女を止めに入ります。そして、その魔物の本心に気づいた彼女がそれを受け入れることによって、魔物は消えさります。祐一の助けがなかったら解決することはなかったと、彼女は祐一を心から信頼するようになりました。卒業後は、倉田と共に同じ大学に進学することになった彼女のその後の物語・・・ぜひ見てみたいものです。
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★記者:もんきち(キャラペディア公式ライター)
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