北欧不条理映画『さよなら、人類』日本公開、R・アンダーソン監督の3部作完結編

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2015年02月04日 21:20  CINRA.NET

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『さよなら、人類』 ©Roy Andersson Filmproduktion AB
ロイ・アンダーソン監督の新作映画『さよなら、人類』が、8月から東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。

昨年の『第71回ヴェネチア国際映画祭』で金獅子賞を獲得した同作。物語は、過去か未来かもわからない世界を舞台に面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンの2人組が、ワインを開けようとして心臓発作で死ぬ夫とそれに気づかない妻や、天国に持って行くために宝石の入ったバッグを手放さない死に際の老女ら、登場人物の悲喜こもごもな人生を目撃する様子を、ブラックな笑いやシュールで恐ろしいエピソードで描く不条理劇となる。

なお同作は、『散歩する惑星』『愛おしき隣人』に続く、アンダーソン監督による3部作「リビング・トリロジー」の最終章となる。製作に4年を費やし、構図、配置、配色、美術など細部に至るまで計算された39シーンで構成されている。
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