学校内にホストクラブ!?男子と勘違いされてホスト部に強制入部・・・!そんな意外すぎる組合せと、みんな大好き“ベタな逆ハー”のリミックスは、人々の心をガッチリ掴んで離しません。当然人気となり、アニメ化・映画化・ドラマ化までされた『桜蘭高校ホスト部』。美形ぞろいのキャラクターの中、やっぱりいました、お約束の双子美形!!そう、常陸院ブラザーズです。今回は弟の馨くんについてご紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■禁断のBL風接客
双子ちゃんのホスト部での接客は、常に二人一組。「女は美形同士のホモが好きだ。友情とのはざまで揺れる演出も好ましいが・・・僕らの場合、双子というこの上ない禁断度を武器にしているわけだ」と声高々に宣言しているだけあり、ホモっぽい接客で女子にウケています。
兄の光がSッ気丸出しで「攻め」ると、「受け」の弟・馨は涙する・・・(目薬ですが)などなど、美形が喧嘩して仲直りしてイチャイチャしている様を、女子は喜ぶものです。ハラハラドキドキ、最後は胸キュン!なわけですね。しかし、その攻め受け設定は、あくまでも設定。入れ替わっても誰も気づかないほど、二人は外見も言動もそっくりです。
■自分よりも兄を優先、本当は健気な弟くん
いたずらっ子で、常に何かしらの悪さを考え実行していますが、実は大きないたずらは兄主導が多め。馨は兄と一緒に遊び、兄と一緒に楽しみたいという気持ちが強いようです。ハルヒに「一人だと比較的常識人」と指摘されるなど、「いたずらっ子」「小悪魔系」というお嬢様がたからのイメージは、兄に合わせている部分が多いようです。
兄が自立しないのは自分のせいではないかと心配したり、自分が邪魔ものなのでは?と悩んだりする姿は、日ごろの暴君っぷりとのギャップもあり、余計に健気でたまりません。そして、告白を後悔する光を「このぐらいでビビるな!」「ビシっとしろ!」と叱咤激励する姿には、男らしさを感じ、これはこれでたまりません。読者の私たちも、彼らの術「禁断BL設定」に翻弄されて、萌え死にそうになるのです。
自分もハルヒを気にいっているのですが、結局「ハルヒより兄が好き」と決断した馨。そして、「ハルヒを好き」という自分の気持ちよりも、お互いを思いやる大好きなハルヒと大好きな部長・環のために、二人を取り持つことに決めた光。
二人とも、ついついいたずらしたり、ついつい悪態をついたりしてしまいますが、心の中は本当に優しいいい子たちなのです。大学は美術系にすすみ、桜蘭学院から離れる光と馨。ホスト部から卒業してしまうのは悲しいですが、「たがいに影響し合って、すべてを養分にして成長する」という馨の信条のまま、まっすぐに生きていってほしいものです。
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★記者:藤原ユウ(キャラペディア公式ライター)
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