ゲームで高い評価を得て人気に火が付き、2回もアニメ化された『ペルソナ4』。さらにその後、続編となるゲームが次々と出されるなど、多くのファンを生み出しました。ストーリーは、とある地方の田舎町に主人公が引っ越してきたところから始まります。その直後に起こった一つの殺人事件をきっかけに、仲間たちとの絆を深めながら真相に迫っていくというもの。そこに強面の不良として登場するのが、今回ご紹介する「巽完二(たつみかんじ)」です。高1ながら暴走族を一人で壊滅させる力をもち、周りからは恐れられる存在である彼の隠された一面。気になりませんか?
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■純真で優しい心の持ち主
眉がなく耳と鼻にピアス、おまけに額には傷痕、そしてこれまでの所業から、周りからは敬遠されがちな完二ですが、仲良くなるとそれまでのイメージが一気に吹き飛びます。上下関係はしっかりとしており、年上である主人公に対してきちんと敬意を払いますし、義理堅い性格でもあります。また、泣いている子供に対して編みぐるみをプレゼントしてあげるなど本当は優しいのです。暴走族をつぶした理由も、その騒音から母親が眠れないと困っていたから。昔からの付き合いがある同級生からの信頼もとても厚いです。乱暴な言葉づかいは既に定着してしまっているものなので変えられないようですが、不器用ながら本当の自分を周囲に示していく姿は、思わず応援したくなります。
■裁縫や手芸がプロ級
実家が染物屋をやっていた影響からか、趣味は編みぐるみを作ることであり、その腕前はお金をとれるほど。手先も器用で、裁縫や手芸はお手の物。人は見かけによらないとはこのことを言うのでしょうね。物語が進むと、編みぐるみを含めた手芸作品を商品として売りに出したりも。高校生で、商品となるレベルのものを作り出せる技術は、賞賛に値します。そして外見と趣味のギャップにもキュンキュンなのです。
■いじられキャラ
強面の不良キャラは本当に最初だけ。あとはいじりがいのある可愛い後輩になる完二。ホモネタで騒がれたり、水着姿に鼻血を流して張り倒されたりと、その怖かった面影はほとんどなくなってしまいます。またアニメでは本当に不憫な目にもあい、私からは「強く生きろ!」としか言えません・・・。一年先輩である雪子とは昔から親交があり、彼女に頭が上がらない様子も、見ていて微笑ましいものです。
ホモネタはその後のゲームにも引っ張られ「戦慄のガチムチ皇帝」と呼ばれていますが、彼は女の子(=直斗)大好きですから。ただ、ホモネタに異常に過剰な反応を示すので、絶対とは言えないかもしれません・・・(笑)。
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★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)
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