【アニメキャラの魅力】ジキルとハイドな唯一のボケキャラ!?「ウキョウ」の魅力に迫る『AMNESIA』

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2015年02月14日 12:00  キャラペディア

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(C)IF・DF/「AMNESIA」製作委員会
『AMNESIA』は、記憶を失くした少女がパラレルワールドの中で、大切な人と関わりながら自分の記憶を取り戻していくという物語です。乙女ゲームとして発売された『AMNESIA』は、その独特な世界観と魅力的な登場人物たちによって絶大な人気を得て、アニメ化やミュージカル化など、更なるファンを増やしました。今回は『AMNESIA』のキャラの中でも、特に重要なキーパーソンでもある「ウキョウ」の紹介をさせていただきます。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ジキルとハイド!?

 乙女ゲームの攻略キャラクターの中で、これほどまでに強烈な二面性を持つキャラクターは珍しいと思います。普段は温厚で自分よりも他人を優先させるような善人なのですが、人格が変わるとまるっきり真逆の殺人鬼と化します。まるでジキルとハイド。しかし、ただ恐怖でしかなかったその二面性も、本編終了後は彼の魅力の一つとなっています。ずぼらな性格のウキョウの代わりに家事をやったり、主人公の浴衣姿に悩殺されたりと、恐い面ばかりを見せられていたからか、そんな些細な裏ウキョウの言動を可愛いと思ってしまいます。

■主人公の幸せは自分の幸せ

 ウキョウの優しさはとても胸に切なく響きます。恋人だった主人公を失いたくない一心で、神様の力を借りて他の世界へと旅をします。しかし、その多くの世界では、主人公はウキョウ以外の男性と付き合っており、それを目撃する度に、ウキョウは辛い思いを繰り返します。それでも、たとえ自分ではない他の誰かが彼女の傍にいたとしても、彼女が笑っていてくれさえすればいいと、思えるような優しい人なのです。自分が死ぬ間際に、主人公が他の男性と仲睦まじくしている姿を確認して、「あぁ、よかった」とホッとするウキョウのエピソードを読んだ時は、さすがに涙腺が崩壊しました。

■唯一のボケキャラ

 ドラマCDでは、いじられキャラとして主役ばりの活躍をするウキョウ。何度も死を体験し、死に対しての免疫力が高いためか、生命力が尋常でないウキョウの特徴を活かしたネタが多いです。そして、とあるイベントの戦隊劇でも、裏ウキョウ全開で始終暴走しまくってしまったせいで店内が大混乱・・・というハチャメチャな展開に大爆笑。あの裏ウキョウの悪役っぷりは、かなりツボです。

■二つ目の人格が出来た悲惨な理由

 ウキョウの中に新しい人格が出来たのは、自分の存在を知っている主人公と出会うため、様々な世界を渡り歩き、何度も死を体験してしまったことが原因です。ただ、純粋に彼女を求めただけなのに何度も死を経験する。しかも、その記憶を全て覚えている。そんな中で精神的に壊れてしまうウキョウを守るため、別の人格が生まれてしまったのです。そこまで追い込まれながらも主人公を求めてしまう感情は、“愛”という単語だけでは片づけられないほどの、並々ならぬウキョウの想いが詰め込まれているのだと思います。数多くの壮絶な体験をしてきたウキョウだからこそ、主人公と末永く幸せになってほしいです。

 『AMNESIA』の物語の“核心”でもあるウキョウは、長い時間、壮絶な体験を強いられてきました。それでも、主人公を求める一途な気持ちだけが彼の希望で、彼の原動力でもあります。心が悲鳴をあげても進むことしか考えられなかったのかと思うと、切なくて泣きたくなりますね。だからこそ、ウキョウと主人公の物語の最後にはとても感動させられました。そんな沢山の感動をあたえてくれた『AMNESIA』と魅力たっぷりの「ウキョウ」に感謝です。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:チェブ(キャラペディア公式ライター)

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