アニメ化もされた漫画『僕らはみんな河合荘』は、一人の男子高校生が一人暮らしをするために下宿先である「河合荘」にやってきたことから物語が始まります。彼が、変人や残念な人が集まる河合荘に住むことを決めたのは、一目惚れした先輩と一つ屋根の下で生活できるから。しかし、そんな彼を河合荘の住人が放っておくわけもありません。その惚れられる側である「河合律」(かわいりつ)は、一つ年下の主人公と関わることで、彼女の日常に変化が訪れ、それに合わせて少しずつ本人も変わっていくのです。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■本の虫
本の虫。律を表す言葉で最初に思いつくのはこれです。家ではもちろん、登下校の最中(歩きながら)や放課後もずっと本を開いています。「ボールは友達」ならぬ、「本は友達」です。特に気に入った本には、周りに気が配れなくなるほど熱中し、作中では危うく事故に遭いかけたりすることもありました。また、本の内容について主人公と語り合うときは本当に楽しそうで、いつもの不愛想な表情はどこへやら?イキイキとしゃべりだす、彼女のそのギャップの可愛さにやられました。
■鈍感
主人公が律に好意を抱いていることは誰が見ても明らかですが、それに気づけないほど鈍感なのが彼女です。毎日のように下校を共にしたり、彼女を見つけると物凄く嬉しそうに駈け寄ったり、事あるごとに一緒にいようとしたり・・・。これらの行動を受けて「私のこと好きだったりして」というような気持ちを微塵も抱かないところはむしろ凄いです。わざわざ自転車から降りて一緒に帰ろうとする主人公に「自転車あるなら乗って先に帰ればいいのに」と素朴な疑問を抱くだけ・・・。
しかし、この超がつくほどの鈍感さに主人公も助けられている部分もあります。なんせ気持ちを知ってしまった時点でお互いの関係が変わってしまうのは必然でしょう。特に主人公の気質からして「ばれたのなら告白してしまえ」と思いきった行動に出そうです。しかし、そのときに律がどういった反応をとるのか気になる部分でもありますね。
■ギャップが素敵
あまり表情を変えない律ですが、笑いのツボはしっかりと備わっており、そこに入ってしまうと止まらないようです。しかし、あまりその笑った表情を見せたくないのか必死に我慢しているその顔が、とっても可愛かったりします。その他にも、負けず嫌いであったり、怖いのが苦手なくせにそれを隠そうとしたりと、子供っぽい部分も時折みられ、そこもまた愛らしくてますます彼女を好きになってしまいます。
律のクラスメイトの男連中は目が曇っているのでしょうか?こんなにも可愛い彼女の魅力に惹かれないでいられるはずがないでしょうに・・・。
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★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)
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