【アニメキャラの魅力】ファビュラスマックスな美女!人気女優「時籠ゆり」の魅力とは?『輪るピングドラム』

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2015年02月15日 09:30  キャラペディア

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(C)ikuni chowder pengroup(公式サイトより)
2011年7月から半年クールで放送された『輪るピングドラム』。謎が謎を呼び、「わけがわからない」「わからないところがよい」「かっこよければよい」「不謹慎じゃね?」といたるところで賛否両論の迷作です。登場人物もわけありだらけの因果だらけです。今回ご紹介する「時籠ゆり」(ときかごゆり)は、主人公、「高倉冠葉」「高倉晶馬」兄弟の両親が起こした事件によって、友人を失いました。自分をトラウマから解放してくれた、恩人でもある友人を生き返らせたいと奮闘します。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■人気女優と高校教師の婚約

 ゆりは「サンシャニー歌劇団」虹組で娘役トップを務めています。ふわふわの長い金髪、大きな瞳。そしておっとりとした話し方。料理の腕もあり、お弁当も絶品です。服装も清楚なお嬢様系で、まさに「理想のお嫁さん」。

 そして、主人公である高倉冠葉・晶馬の担任教師、多蕗桂樹(たぶきけいじゅ)の婚約者です。多蕗は、メインヒロインの荻野目苹果(おぎのめりんご)のストーカー対象者で、苹果の姉・桃果が幼いころに将来を約束した相手、とこれまた遠いようで不思議な因果。
ちなみに、百合だからゆりです。苹果は「枕営業している」と決めつけていましたが、スポンサーのご婦人たちと枕をしていても、確かに不思議はありません。おしとやかそうにみえて中身は計算高い、敵に回すと精神的に怖い女性です。

■父との関係と桃果との関係

 シンデレラの意地悪な継母、もともとのお話では実母だったという説があるのはご存じでしょうか?親の中には、「自分の子どもは自分の好きにしていい」と思っている親もいます。

 彼女は、父親に「醜いから愛されない」とさげすまれ、不安を抱えて育ちました。母親不在なところから「おまえが醜いから母親から愛されなかった。だから母親が出て行った」というやつあたり的な意味合いも読み取れます。また、「体のひみつ」「父」がトラウマのため、相当激しい身体的虐待(肉体改造)が推測できます。「醜いから母親から愛されなかった。だからゆりは醜い」という思い込みでの改造なのか、芸術家の父に元から欠損愛好家の傾向があったからなのか、それとも生まれつきの欠損があり、肉体改造を試みたのか・・・その理由ははっきりしていません。

 また、父に「改造」される際にダビデ像が画面に出ることが多かったため、性別改造を施そうとした可能性もあります。どちらにせよ、ゆりが美しいにも関わらず、親によって「醜い」レッテルを貼られ、傷ついた事実は変わりません。

■ピングドラムを求めて

 本当の自分を知っても、「美しい」と言ってくれた桃果を大切に想うゆり。当然、死の原因となった高倉夫妻、そしてその子どもたちを恨んでいます。そして何よりも、桃果に復活してほしいという気持ちで、復活の鍵であるピングドラムを手に入れるために暗躍します。他のピングドラムを追うメンツよりもいち早く、ピングドラムと思われていた桃果の日記の半分を手に入れ、同じく日記を追う夏芽真砂子と、恐ろしい美人対決を繰り広げてくれます。

 桃果に似ている苹果に対する愛情があふれてしまい、一度本気でいただきそうになってしまうシーンは百合好きにはたまりません。「一生百合します」かと思いましたが、元恋人の結城翼に襲われた際に、身を呈してゆりをかばった多蕗に心を打たれ、ピングドラムと苹果による「運命の乗り換え」が行われた後は、「世界に残された意味」を見いだして彼と添い遂げることになります。終わり方にも賛否両論な作品でしたが、ゆり好きにとっては、とても後味のよい終わり方といえるのではないでしょうか。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:藤原ユウ(キャラペディア公式ライター)

(C)ikuni chowder pengroup(公式サイトより)

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