【アニメキャラの魅力】「衛宮切嗣」の最も忠実な部品!?純粋過ぎた女「久宇舞弥」の魅力とは?『Fate/Zero』

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2015年02月19日 12:20  キャラペディア

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(C)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC(公式サイトより)
『Fate/Zero』の主人公「衛宮切嗣」は、その非道さゆえにしばしば「殺人機械」と形容されます。そして「久宇舞弥」は、衛宮切嗣を構成するパーツの1つとも。一切の感情が欠落した彼女の生き方とは、一体どのようなものだったのでしょうか?


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■壮絶すぎる過去

 舞弥が切嗣に出会ったのは、本編から11年前のことでした。アニメ版ではうわべしか語られていませんが、彼女の過去は非常に壮絶なものです。元々は戦争中の貧しい国で少年兵として働いていた舞弥。昼間は戦闘、夜は大人の兵にとっての慰安婦のような扱いを受け、切嗣と出会った時にはもとの人間性を失っていたとも言われています。「久宇舞弥」の名前も切嗣が用意した偽造パスポートに書かれた偽名であり、彼女自身は自分の本名も生まれた場所も覚えてはいません。またその過去ゆえに「自我」というものがなく、自身の境遇を「不幸」だとも「悲しい」とも思っていません。

■全ては切嗣の部品となるために

 舞弥は切嗣に拾われてからというもの、切嗣の助手として働いています。その働きぶりはとても優秀ですが、彼女は切嗣を愛しているとか、切嗣に対して献身的に尽くすといった気持ちは持ち合わせていません。『Fate/Zero』原作者の虚淵玄さんは、その理由について「彼女には『捧げるべき自分』がないから」、「舞弥に『切嗣を愛しているのか』と問うことは内臓に『脳を愛しているか』と問うのと同義なくらい無意味」と語っています。

■純粋すぎた最期

 ストーリー終盤、舞弥はアイリスフィールを警護していた際に、敵サーヴァントの襲撃を受け致命傷を負い、切嗣に看取られながらその生涯を閉じます。彼女の最期の言葉は切嗣の部品として生きてきた舞弥が、あくまで「部品」として切嗣のこの先を憂うものであり、「自分(舞弥)の死で、切嗣自身の理想を揺らがせないでほしい」という願いを含んだものでした。「お前の役目は終わりだ」と切嗣に言われ、事切れる時の舞弥の表情は、どこか安堵しているようにも見え、その最期は舞弥自身の優しさを感じずにはいられません。

 舞弥は、実は極度の甘党で、ケーキバイキングに現れては仏頂面のまま黙々とスイーツを食す謎の女として店員に都市伝説扱いされている・・・という裏設定が存在します。ドラマCDでは、とあるホテルのケーキバイキングをいたく気に入ったものの、そのホテルが敵マスターの工房となっていたために破壊せざるを得なかったというエピソードもあります。もし舞弥が平和な世界に生きていたら、カフェで女子会をするような女性になっていたのでしょうか?そんな、いつもの彼女とはまた違った姿も見てみたいものですね。


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★記者:凛廻(キャラペディア公式ライター)

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