モバイルデバイスが増えるに従って、充電スポットのチェックが欠かせなくなったり、モバイルバッテリーを持っていないと不安になったりするかもしれない。
いや、すでに、今度はモバイルバッテリーの残量が不安で仕方ないという重い症状が出ている人もいるかもしれない。
そこで太陽電池だ。え? 太陽電池はかさばるから好きじゃないって? そんな人には、この、収納式太陽電池『Rollable Solar Charger』はいかがだろうか。
パピルスの巻物にヒントを得たソーラーチャージャー
デザインに関するコンサルタントを行っているオランダのWAACSが、太陽電池チャージャーをコンパクトにして持ち歩ける製品をデザインした。
使わないときには柔軟性のあるソーラーパネルを巻くことができ、カプセル状のケースに収納できる『Rollable Solar Charger』がそれだ。
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収納されたケースを見ても、まさかソーラーパネルを引き出せるとは想像がつかない。あ、これはクイズ番組で使えそうだ。さて、この筒状の道具は何でしょう? なんて。
この筒状のケースのスリット部分をつまんで引き出すと、必要に応じてソーラーパネルが出てくる。引き出したソーラーパネルで、どこでも発電し、そのままモバイルデバイスに充電できるのだ。
『Rollable Solar Charger』は高効率の太陽電池だが、とにかくデザインに拘りがあった。
デザインのヒントは古代の紙であるパピルスの巻物だという。そこでフレキシブルなソーラーパネルが採用された。これで、充電スポットがない環境でも、モバイルデバイスにUSB接続さえできれば、太陽光で発電しながら充電できる。
また、『Rollable Solar Charger』はコンパクトなだけでなく、本体にアルミニウムが使用されているので、軽量化も図られている。かなり携帯性が優れた太陽電池が完成した。
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モバイルチャージャーの選択肢が増えている
FUTURUSでもこれまでに、様々なモバイルバッテリーや発電装置を紹介してきたが、それらのなかでも『Rollable Solar Charger』は軽量で小型といえるだろう。
持ち歩くモバイルデバイスが増えるに従って、あるいは持ち歩く時間が長くなるに従って、モバイルバッテリーの必要性が高まっている。
しかし、モバイルバッテリー自体、どこかで充電せねばならないという制約がある。
その点『Rollable Solar Charger』は、充電して持ち歩くのではなく、モバイルデバイスにチャージが必要な時にその場で発電できるというメリットがある。
しかし、最大の欠点は天候に左右されてしまうことや、夜間には役に立たないということだろう。
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それでも、モバイルデバイスをチャージするためのツールに関する選択肢が増えてきたのは、ユーザーにとっては歓迎すべきことに違いない。