アニメ化もされた人気漫画『僕らはみんな河合荘』は、一人の男子高校生が一人暮らしをするために下宿先である「河合荘」にやってきたことから物語が始まります。彼が変人や残念な人が集まる河合荘に住むことを決めたのは、一目惚れした先輩と一つ屋根の下で生活できるから。しかし、そんな彼を河合荘の住人が放っておくわけもありません。
その住人の中でも最たる変人こそが「城崎」(しろさき)です。主人公が一旦河合荘に住むことを断念しそうになったのも彼が原因。名前は不明という謎に包まれた彼の魅力(?)をご紹介します。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■変人
河合荘一の変人。いや、日本一の変人と言っても過言ではないはず。真性のMであり、あだ名であるシロも「犬っぽく呼んで」とお願いしたり、言葉責めやぶたれることもご褒美であったりと、これでもかというくらいにその変態っぷりを披露してくれます。こんな男がルームメイトと分かったら、主人公が河合荘に住みたくなくなるのもわかります。何をされるのか、あるいは何をさせられるのか・・・。わからないからこそ怖いです(笑)外を歩けば頻繁に職質を受け、近くの交番の警察官とは顔なじみになるほど・・・。
実はその正体もよくわかっておらず、アニメでもあまり触れられていません。手入れしていない容姿は野暮ったく、ぼさぼさののびた前髪は完全に目を覆い隠しています。しかし、実はキレイに整えれば誰だか分からないくらいの美男子なのでは?などと勝手に妄想してしまうこともあります(ありがちですが)。
■手先が器用
無職であるため、基本河合荘におり、時折とんでもないものを作り出してはみんなで遊びます。シロは自らの手で何かを作り出すのが得意で、遊ぶもののほとんどは彼の手作り。特に凄かったのは、ピタゴラスイッチ的な装置を組み合わせたそうめん流し。その装置自体もかなり大がかりなもので、庭全面を使っておこなうそれはとても斬新でした。
無駄なことに頭を使っているような気もしますが、その無駄(ピタゴラスイッチの部分など)があるからこそ面白い。そして彼の言い放つ「遊びはこどもだけの特権じゃない」というセリフが、いつも住人を巻き込んで楽しませる彼の考えをよく表していると思います。
■心の機微に敏感
シロはただの変人というわけではなく、他人の心の機微を察するのがうまいです。そして彼らしいやり方で彼らのうっぷんを晴らしてあげたり、気分転換をさせてあげたりと、そのさりげない気遣いからは「大人の男」という印象すら受けます。しかし、その変態さがすべてを台無しに・・・。彼の全てを受け入れてくれる女性は果たして存在するのでしょうか・・・。
突き抜けた変人ゆえに「次は何をするのか?」というびっくり箱のような存在です。その魅力的な?変人具合をあなた自身の目でぜひ確かめてみてください!
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★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)
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