二人目出産の「産休中やることリスト」反省会 【産前編】

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2015年02月26日 15:02  MAMApicks

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おそらく、ほとんどの経産婦のみなさまは、計画的に予定を立てた上で産休に入り、ご出産されたものと思う。

恥ずかしながら第一子の際にまったくノープランなまま妊婦生活を過ごし、仕事に気を取られたまま産休に突入した筆者。

逆子だったのと里帰り出産だったため、産休に入ると同時に実家に帰っていてくれと医師に言われ、「あれもしたい!これもしたい!」を山ほど抱えたまま実家にこもり、実家と駅前のショッピングセンターの往復で1ヵ月を過ごした。

結果として予定日から2週間遅れて産まれたので、「こんなことだったらもっといろんなことができたのに!」というストレスだけが残り、「次のチャンスがあったら、絶対に計画立てて産休を過ごすぞ!」と決めていたのだ。

そして4年半ぶりにそのチャンスはやってきた。

■「やることリスト」、やっておいてよかったモノ
忘れないうちに、と休みに入る前にiPhoneのメモ帳に、思いつく項目を書き出しておいた。以下は、その中で無事に成功したものである。

・ネット通販系
・ベビーカーとチャイルドシートのクリーニング
・レンタル or 新規購入
・カラオケ
・マタニティマッサージ
・展覧会を見に行く
・洗濯&布団干し
・タンス整理
・おいしいものと仲間たち
・Ingressをはじめる

●ネット通販系
以前、道端で生協の勧誘を受けて加入するという出来事があった筆者。
しかしながら、「紙のカタログが邪魔だ!」と逆ギレしてしばらく放置していた生協を、今回やっと使うことにした。

子育て割引が効いて、手数料のたぐいがタダになるので、商品代金のみの支払いになってお得。問題は、“ちょっといい店のレトルト”などが出た際に買い込んでしまうということ。毎週の予算上限を決めておいたほうがいいと思った。

オムツやミルクなどの必需品は、Amazonや楽天と比較して、安い方を買うようにした。

Amazonファミリーにはすでに入っていたのでそのまま活用。ミルク缶は安いがオムツは時期によってものすごく値上がるというデメリットもあるため、良し悪しだ。

楽天にはアカチャンホンポが出店しているため、アカウントを持っていたのが功を奏している。

イトーヨーカドーのネットスーパーは、事前に店舗で母子手帳を提示し登録することで、配送料が100円になる。

どのみち産後しばらくは出られなくなるのだから、ルートは複数押さえておいたほうが何かといいだろう。

●ベビーカーとチャイルドシートのクリーニング
A型ベビーカーと新生児対応のチャイルドシートは、長男のを使いまわそうと思っていたが、若干不安もあったので、メンテナンスを兼ねてクリーニングに出した。

ベビー用品レンタルの業者でクリーニングを扱っているところがいくつかあり、レンタル品の都合もあったので、コスパを考えて業者を決めた。参考までに上記2つで9,000円程度であった。

●レンタル or 新規購入
ベビーベッドのマットレスは引っ越しの際に捨ててしまったので、それだけはレンタルすることに決めていたが、ほかをどうするか検討した。

単価が3,000円程度のものでは、買っても元が取れるのでは?という結論になり、結局今のところレンタルはマットレスのみだ。

このあと体調を見ながら、メデラの搾乳器を悩んでいるところなので、それは産後編でまたお伝えしたい。

●カラオケ
これに関しては産休に入る前、年末に一人でこっそり行った。
あくまで「思い残し」を作らないためのものなので、“ヒトカラ”でいいやと思ったのだ。せっかくなので普段歌わないものを片っ端から入れていったのだが、1970年代後半生まれの筆者、80年代アイドルの歌はそんなに聴きこんでいなくとも、曲がかかると自然に歌えるものだと知った。これは産後落ち着いた頃にまたやってみたい。

●マタニティマッサージ
妊娠するとマイナートラブルでいろんなところが凝るわりには、妊婦受け入れ施設が少ないので、とたんにマッサージ店の選択肢が減る。

今回は事前に調べて、産婦人科が監修にあたっているところなど複数見つけておいた。しかし、「お高いんでしょう?」である。

初回割引で実費が3,000円程度ということで、マタニティエステに行ってみたが、さする程度の25分で終了、となんとも消化不良だった。

そこで、前回の妊娠時にも行ってみた、リフレクソロジー店(※)に。脚のむくみがひどい時にはかなりスッキリした。(※妊婦の受け入れを明記している店舗がいくつか確認できたが、心配な時には主治医と相談した方がいいと思われる)

しかしながら、2日に1回程度と一番頻繁にお世話になったマッサージ屋さんは「夫」であったことを、本人の労力に敬意を表して書き残しておくことにする。

●展覧会を見に行く
産休の時期に行われるイベントを事前にチェックしておいた。動けるうちに行っておこうと思ったからだ。

先日は世田谷文学館で行われている「岡崎京子展」に行った。展示をすべてじっくり見るには1時間ほどかかるので、臨月になってからではおそらく体力的にきつかったであろう。早めに行っておいて正解だった。

●洗濯&布団干し
普段はフルタイムで働いている筆者、平日布団を干したり、朝洗濯して陽があたっているうちに干すということは非常にレアケースである。

産休に入って数日、気が済むまで、これでもかと布団をベランダに干しまくった。
後述するが、2週間後には安静を言い渡されてしまうので、スタートダッシュで布団を干しておいたのは正解だったといえよう。

●タンス整理
ベビー服を買ったはいいが、収納するスペースをまったく考えていなかった。
慌てて長男の服を整理しはじめたのだが、保育園児というのは毎日激しく汚して帰ってくる生き物なので、ぐうたら母さんとしては洗濯を頻繁にするよりはある程度の枚数は確保したい……。

結果として、大人の服を大幅に処分してスペースを空けることになった。

●おいしいものと仲間たち
産休直前には「しばらく出られなくなるから」と同級生らに集まってもらい、久しぶりにお菓子を食べながらしゃべった。

臨月になると近場での食事に誘ってもらったり、友人たちが来宅してくれて料理を作ってくれたり、実にいたれりつくせりだったのだ。

おいしいものというは、心を満たしてくれるものである。

●Ingressをはじめる
夫から「産休中の運動不足解消にIngressやったら?」と勧められた。
これはGoogleの社内スタートアップが開発・運営している、いわゆる陣取り合戦的なゲームであるが、筆者より詳しい人はたくさんいらっしゃるので、詳細は検索していただきたい。

ポータルの近くまで行かないと陣地が取れず、たくさん移動して活動しないとレベルが上がらないため、結果として外出するようにはなった。

電車の移動では速度が早すぎるため、バス移動が一番ラクしてハックできる。安静にしつつ通院で移動、というシチュエーションにも最適であった。これは産後のシェイプアップにもなりそうなのでしばらく続けたい。

ちなみに、Googleアカウントと紐づく上、自宅の位置が行動範囲からバレてしまうおそれがあるため、Ingress用にGmailのアカウントを事前に取っておくのがいいだろう。

■「やることリスト」、こうすればよかったモノ
●ヘアカット
手術日(筆者、予定帝王切開のため)まで1週間となったタイミングで、駆けこむように髪の毛を切りに行った。

手術時にキャップをかぶるので、短くするかツインテールにしてほしいと病院で言われたが、「38歳女・ツインテール」はさすがにないだろう……と思い、切る方を選んだ。

白髪が気になるお年ごろであるが、長時間座っているのはもう、ちとキツい。カラーは諦めて帰ってきたが、もっと早めに美容院に行けばよかったと思っている。(その後、自宅で染めるヘアカラーを購入した)

●産褥ヘルパーさんを呼ぶ
今回は里帰りをしないので、念のため産褥ヘルパーさんを当たった。産休に入ってから電話してみたものの、区のサービスは「基本的に第一子出産の方向けのサービスなので……」と冷たい印象。

子どもの見守りを専門とした区のサービスと、福祉協議会的なところが管轄の家事サービスが別立てになっていて面倒であった。しかもマッチングに時間がかかるため、妊娠がわかった段階で登録すべきだったのかもしれない。

生協の互助会にも産褥ヘルパーと家事サービスが合体したものがあり、ファミリーサポートより安かったのでそちらにも問い合わせたが、出産直前に連絡したため、こちらもマッチングのめどは立っていない。

■「やることリスト」、失敗したモノ
産休に入って2週間経ったところで、逆子がわかり、子宮口も柔らかくなっているということで医師から安静を命じられ、行動をだいぶ制限されてしまった。

そのため、リストに書いたものの実現しなかったものを挙げておく。
妊娠というのは本当に、いつ何が起こるかわからないものである……。

●映画を観に行く
外出中に破水でもしたら怖いということで自粛。早めに行っておけばよかった。

●自分のいらない服を売る
ただ捨てるのはもったいないということで、これについてはフリマアプリの導入を検討中。

●カフェ巡り
できれば代官山エリアを攻めたかったが遠出NGのため断念。その前につわりが臨月まで長引いてしまったので、カフェどころの話ではなかった。


産休中は、長男が通う保育園のルールで短時間保育となるため、意外に行動時間が少なく、最初は洗濯して夕飯を作ったらもうお迎え、という日々が続いた。合間に会社のメールもチェックしていたため、思った以上にできることが少なく、ペースをつかむまでイライラが募った。

しかし、普段より子どもと接する時間が長いぶん腹も立つけど、一緒に触れ合えたり、成長に気づいたり、よく見てあげることができるという利点もあった。長男にとって“ママを独り占めできる時期”はまもなく終了。できる限り一緒に遊んであげたいと思えた。

ワシノ ミカ
1976年東京生まれ、都立北園高校出身。19歳の時にインディーズブランドを立ち上げ、以降フリーのデザイナーに。並行してWEBデザイナーとしてテレビ局等に勤務、2010年に長男を出産後は電子書籍サイトのデザイン業務を経て現在はWEBディレクター職。

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