【アニメキャラの魅力】君は光で僕は影。ヒッソリ男前なロマンチスト「銛之塚崇」の魅力とは？『桜蘭高校ホスト部』

高校生の部活動なのにホスト？イケメン６人に囲まれた男装美少女の学園ドラマ、乙女にはたまらん“ザ・逆ハー”設定で人気のアニメ『桜蘭高校ホスト部』。作画の美しさと、設定のたまらなさで大好評、コミックスの売り上げも１３００万部を越えています。そのホスト部の最年長が「銛之塚崇（もりのつかたかし）」。一見地味でぼさーっとしているのに、よく見たら男前。今回は『桜蘭高校ホスト部』から「銛之塚崇」をご紹介します。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■お仕えします。命に代えて！

　モリ先輩こと、銛之塚崇先輩は桜蘭学院の３年生。先輩自身がいつも肩に乗せているちっちゃくて可愛い生き物、ハニー先輩こと「埴之塚光邦」先輩の従兄です。もともと銛之塚家は埴之塚家に仕える家系。二代前に婚姻により親戚となりましたが、本能的に「ご主人様」に従います。埴之塚家は武芸に長けた家系。もちろん家臣筋の銛之塚家も武芸に長け、剣術を得意としています。

　兄である崇（モリ先輩）が光邦（ハニー先輩）に仕えているのと同様に、弟の悟はハニー先輩の弟・靖睦に仕えています。モリ先輩は、ハニー先輩を妙に甘やかしたり、「厳しくせねば光邦のためにならない」と思うと急に厳しくなったり、それなりに問題もありますが、悟は空気が読めないうえに、タバスコ入りの紅茶も気づかず飲むようなアホの子・・・。「主人」である靖睦を竹刀でしばいて粛正するのも家臣の勤めだと思うドアホウです。悟は、見た目こそさわやかで、怖くて寡黙で暗いモリ先輩より女の子のウケはよさそうですが、献身的に影に日向にハニー先輩を支え、立てるモリ先輩の人間性には逆立ちしたって勝てないのです。

　そんなモリ先輩ですが、ハニー先輩に嫌われたり、ハニー先輩が離れたりするとあからさまに動揺します。どれだけ依存しているんでしょうか・・・。そんな弱点？も彼のチャームポントのひとつです。

■「私だけ」と思わせる不器用さが萌え

　見た目は怖くて近寄りがたいのですが、献身的にハニー先輩を支える姿や、お世話をする姿は紳士的でストイック。まさに「ザ・ラストブシドー」なのであります。怖い見た目も、ハニー先輩という可愛い中和剤のおかげで、あら不思議。急に親しみやすい気がしてきませんか？「あんな怖い顔をしているけど、ハニー先輩と接する姿は優しい」「こんな彼の素晴らしいところを知っているのは私だけ」と、女の子を勘違いさせてしまいます。

　小動物が好きで、心やさしく動物に好かれるモリ先輩。常に誰にでも優しく不言実行で、部員だけでなく皆に信頼されています。「私だけ知っている彼の魅力」にメロメロになった「陰ながら好意を寄せるのが好き」な女子層に人気があり、彼女たちは「ちょっといいな」ではなく、かなり本気のファンばかりです。

　ホストというよりも、世話好きで男らしくちょっと不器用、好きすぎて暴走してしまうところなど、女子からみたら「理想の旦那様」ではないでしょうか。ハニー先輩以外とのカップリングを考えるのはつらいのですが、彼がどんな女の子と結ばれるのか、とっても気になりますね。


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★記者：藤原ユウ（キャラペディア公式ライター）

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