ベン・ウィショーが同性の恋人とその母の狭間で揺れる、映画『追憶と、踊りながら』

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2015年03月26日 20:40  CINRA.NET

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『追憶と、踊りながら』 ©LILTING PRODUCTION LIMITED / DOMINIC BUCHANAN PRODUCTIONS / FILM LONDON 2014
5月23日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されるベン・ウィショー主演の映画『追憶と、踊りながら』から予告編が公開された。

同作は、ロンドンを拠点に活動するカンボジア生まれのホン・カウによる初の長編監督作。監督が自身の母への想いを重ねて作り上げた物語で、オープニング作品として上映された昨年の『サンダンス映画祭』では最優秀撮影賞を受賞した。ロンドンを舞台に、同性のカイと交際している主人公リチャードと、息子がゲイであることを知らないカイの母・ジュンとの交流や葛藤を描く。

ある悲劇をきっかけに、カイの恋人であることを隠しながらジュンの面倒を見ようとするリチャード役を演じるのは、『007 スカイフォール』のQ役や『クラウド アトラス』の出演で知られるベン・ウィショー。英語を話すことができず、ロンドンの介護ホームで暮らしながら、カイが面会に来ることを楽しみにしているカンボジア系中国人のジュン役を『グリーン・デスティニー』などのチェン・ペイペイが演じるほか、自分がゲイでリチャードを深く愛していることを母に告白できずに悩むカイ役をアンドリュー・レオンが演じる。

公開された予告編では、リチャードとジュンが言い争う様子や、カイを想って涙するリチャードの姿などが映し出され、ジュンの息子への愛や、恋人のために真実を隠そうとするリチャードの葛藤が垣間見える内容になっている。
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