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バスという乗り物を思い描く時、どんなものがイメージされるだろうか。なかなか時刻表通りに来ない、イスが少ない、あるいは深夜バスのようにただ移動するだけの手段……百人百様でなにかしらのイメージがあるだろう。
なかでも通勤用に使っている人は、毎日のすし詰め状態(バスだけではなく電車も該当するが)にうんざりすることも多いだろう。そんな悪いイメージがつきまとうバスだが、サンフランシスコの取り組みが面白い。従来のバス通勤を変えようとする試みだ。
WiFi完備、USBコネクタ、Bluetooth乗車……
アメリカにあるサンフランシスコの新鋭バス会社『Leap』が掲げるテーマは、“毎日の通勤をリデザインする”というものだ。
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サンフランシスコのビジネス街であるロンバードストリートと住宅街のダウンタウンのルートのみで、平日は7時〜10時、夜は17時〜20時の運用である。8つの停留所には10〜15分間隔でバスが来る仕組みだ。乗車料金は一律6ドル(定期券なら1回5ドル)である。紙で買う必要はなく、Bluetoothによってスマートフォンでの画面がチケットになっている。
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バスのなかで揺られる時間は退屈きわまりないが、そのような経験を改善する設計になっている。たとえばWiFiが完備され、USBのコンセントなども配置されている。また、軽食を購入することもできる。
![inbus](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/inbus-690x460.jpg)
時刻表はない。バスが今どこら辺にいるかはスマートフォンのアプリで探し出すことができる。これがあれば、道路の混雑状況で遅れているバスを待つために縁石沿いにぼんやりと待っている必要もないし、すぐに停留所を見つけることができる。
バスのなかで健康になる
バスのなかの軽食コーナーは地元の美味しいモノがずらり。コールドプレスされた果汁たっぷりのドリンクや、日本にも上陸を果たしたブルーボトルコーヒーのチルド飲料、オーガニックのシリアルなどが並ぶ。
![Leap03](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/Leap03-690x358.jpg)
ゆくゆくはバスへの乗車の時に血糖値なども知らせる仕組みを考えているとのことだ。
現在『Leap』は路線拡大中で、地域パートナーを探している。乗車料金は日本と比べると高めだが、それ以上の付加価値があるように思える。こんなバスがあれば、毎日の通勤の苦痛から解き放たれることであろう。
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