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ドローンは今や流行の中心といっても過言ではない。その流れのなかで、日本の東京大学からドローンが誕生しようとしている。彼らの技術が集結した『フェノクス2』とは一体いかなるものなのか?
小型軽量ドローン『フェノクス2』
『フェノクス2』の特徴は小型で軽量、そして自律的なこと。通常ドローンはコントローラーでパイロットが制御するものだが、この『フェノクス2』はマイクと2つのカメラを搭載、画像処理をリアルタイムで行うことで、室内でも安定かつ自律的な飛行を達成している。
![phenox2](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/phenox2-690x460.jpg)
画像処理で特徴点を抽出、姿勢や移動状態を把握して制御することで、GPSが使えない室内であっても安定した飛行が可能なところが大きなポイントである。また、コントローラが不要で、『フェノクス2』は操縦しないかわりに音声でコマンドすることで飛行開始させたり、顔認識でユーザーとコミュニケーションをとったりすることも可能だ。
この『フェノクス2』は Linuxをベースにしており、自分仕様にプログラミングすることもできる。つまり、これを利用してアプリケーションを作成することも可能だという。
プロジェクトは量産型『フェノクス2』へ
2014年、『Kickstarter』でプロトタイプ30機を製作する目的のプロジェクトを開始したところ、見事達成した。
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現在開発中の『フェノクス2』はそのプロトタイプをベースにした量産モデル。量産化にあたり、さらに小型軽量化、処理能力を向上させており、高性能化により安定した飛行が可能だ。今回も 『Kickstarter』で資金を募集している。気になる方はぜひチェックしてほしい。