スケボーですらない「車輪型乗り物」は日本でも流行るか?

3

2015年03月29日 11:30  FUTURUS

  • 限定公開( 3 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

休日、皆さんはどのような過ごし方をしているだろうか。家族とふれあう時間として割いたり、運動をして体を引き締めている方もいらっしゃるかと思う。

子どもと大人が一緒に過ごすのは自転車の練習の時くらいだろうか? いやいや、今ならスケートボードも良いかもしれない。というのも、ボードすらなくした乗り物が発明され話題となっているのだ。

ボードすら必要のない乗り物

『The Sidewinding Circular Skates』は車輪にそのまま乗って、体を傾けながら蛇行するように滑る電動スケートだ。

車輪の中に踏み台があり、そこをステップにして操作する。止める時は踏み台から足先を地面に着けるだけで回転が止まり制御できる仕組みとなっている。


動画を別画面で再生する

また、より安定した走行をするための補助棒なども付属しており、スケートボードのように走らせることも可能だ。対象は8歳以上。99.95ドルという価格も子どもへのプレゼントとしては見合った金額ともいえよう。

Outdoor-Fun_02-690x690

ちなみに同社は過去に、時速約16kmで走行できるローラースケートなども開発している。約113kgの荷重にも耐えられる設計でタフネスな外観となっている。

Outdoor Fun_03

どうやら小型のモーターとリチウムイオン電池を組み合わせた製品開発が得意なようで、同社のラインナップを見ていると子供心が疼いてしまうのは筆者だけではないだろう。

日本では法によって規制される

このような製品は日本では流行るのだろうか? 残念ながら現在の法規制のもとでは厳しいと考えられる。日本の道路交通法76条の禁止行為として、“球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること”が挙げられ、当該製品はここに引っかかるであろう。

近年、90年代のストリートカルチャーが見直され、都心に行くとスケートボードを持っている若者を見ることは増えたが、まだまだ法律の部分で環境が整えられていないといえる。あくまで私有地などで自己責任で乗ることが推奨される。今週末は子どもと過ごしながら、日本の法規制について考えてみるのも有意義な時間になるのではないだろうか。

    ニュース設定