トラックパッドなのにタッチスクリーン風に操れる「DuoPad」

0

2015年03月29日 20:30  FUTURUS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

タッチスクリーンで操作して、トラックパッドやマウスに戻って……といった手首や腕の大きな動きが必要なくなる。

LaNoMatがクラウドファンディングの『Indiegogo』で資金調達を始めた『DuoPad』は、1つのパッド上でタッチスクリーンの操作とトラックパッドの操作の両方に対応している。しかも、従来のトラックパッドとは異なる方式で指の動きを検出するため、かなり繊細な操作が可能なようだ。

1台3役のパッド

『DuoPad』は従来のトラックパッドとは異なり、パッドの上に設置されたカメラによって、パッド上の手の動きを検知する方式が採用されている。そのため、従来のトラックパッドよりもスムーズにタッチスクリーン特有のピンチやズーム、スワイプや回転などが1つのパッド上で操作できる。つまり、『DuoPad』のパッド上だけで、タッチスクリーンやマウス、トラックパッドの操作が可能になるのだ。


動画を別画面で再生する

タッチスクリーンのモードには、ソフトがタッチスクリーン系であれば自動的に切り替わる。また、カメラによる指の動きの検出は、かなり正確なようだ。しかも微妙な操作もしやすいように、画面上に透けた色で指の形状が映し出される。この透けた指の色も、自由にカスタマイズできる。

指の状態を画面で確認する色のカスタマイズ

また、パッドが大きいため操作も楽そうだ。『DuoPad』のパッド上には、タッチゾーン、レフトクリック、ライトクリックと3つのゾーンに分かれていて、それぞれの使い方は通常のトラックパッドと同じで、左右のクリックゾーンはマウスの左右のボタンに対応している。

ただし、通常のトラックパッドと異なるのは、タッチゾーン上でタッチスクリーンの操作が可能になっていることだ。

DuoPadの仕様

『Windows 10』でも魅力的な製品だろうか

タッチスクリーン、マウス、トラックパッドの機能を、一つのパッドで実現した非常に便利な『DuoPad』だが、デザインは今一つだ。少々メカが剥き出しになっている無骨な印象がある。カメラ周りのデザインを、もう少し有機的なカバーで覆うなどできなかったのだろうか。

また、『DuoPad』が登場したタイミングも気になる。デスクトップ回帰とも言われている『Windows 10』の登場で、『DuoPad』の魅力が半減する可能性がないともいえない。資金調達成功への健闘を祈りたい。

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定