![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150329_100441_003.jpg)
タッチスクリーンで操作して、トラックパッドやマウスに戻って……といった手首や腕の大きな動きが必要なくなる。
LaNoMatがクラウドファンディングの『Indiegogo』で資金調達を始めた『DuoPad』は、1つのパッド上でタッチスクリーンの操作とトラックパッドの操作の両方に対応している。しかも、従来のトラックパッドとは異なる方式で指の動きを検出するため、かなり繊細な操作が可能なようだ。
1台3役のパッド
『DuoPad』は従来のトラックパッドとは異なり、パッドの上に設置されたカメラによって、パッド上の手の動きを検知する方式が採用されている。そのため、従来のトラックパッドよりもスムーズにタッチスクリーン特有のピンチやズーム、スワイプや回転などが1つのパッド上で操作できる。つまり、『DuoPad』のパッド上だけで、タッチスクリーンやマウス、トラックパッドの操作が可能になるのだ。
タッチスクリーンのモードには、ソフトがタッチスクリーン系であれば自動的に切り替わる。また、カメラによる指の動きの検出は、かなり正確なようだ。しかも微妙な操作もしやすいように、画面上に透けた色で指の形状が映し出される。この透けた指の色も、自由にカスタマイズできる。
![指の状態を画面で確認する色のカスタマイズ](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/c095ecd67e4f581b49f3cec03df71f61-690x576.png)
また、パッドが大きいため操作も楽そうだ。『DuoPad』のパッド上には、タッチゾーン、レフトクリック、ライトクリックと3つのゾーンに分かれていて、それぞれの使い方は通常のトラックパッドと同じで、左右のクリックゾーンはマウスの左右のボタンに対応している。
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ただし、通常のトラックパッドと異なるのは、タッチゾーン上でタッチスクリーンの操作が可能になっていることだ。
![DuoPadの仕様](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/f370b731a9f067f5393dec69c89fdc7f-690x533.jpg)
『Windows 10』でも魅力的な製品だろうか
タッチスクリーン、マウス、トラックパッドの機能を、一つのパッドで実現した非常に便利な『DuoPad』だが、デザインは今一つだ。少々メカが剥き出しになっている無骨な印象がある。カメラ周りのデザインを、もう少し有機的なカバーで覆うなどできなかったのだろうか。
また、『DuoPad』が登場したタイミングも気になる。デスクトップ回帰とも言われている『Windows 10』の登場で、『DuoPad』の魅力が半減する可能性がないともいえない。資金調達成功への健闘を祈りたい。