毎年およそ10,000人の女性が新たに発症する子宮頸がん
この画像はイメージですMSD株式会社は3月30日、「子宮頸がん “私の問題”」をテーマとした子宮頸がん啓発キャンペーンを開始すると発表しました。
厚生労働省によると、子宮頸がんは、毎年およそ10,000人もの女性が新たに発症し、およそ3,000人が亡くなっています。また、発症年齢が出産や働き盛りの年齢とも重なることから、治療によって命を取りとめても女性の人生に大きな影響を及ぼすことが多い病気です。
同社が昨年7月に実施した「子宮頸がんに関する認知調査」では、多くの女性が「若い女性で子宮頸がんが増えている」ということを知っていた一方で、子宮頸がんとその治療がもたらす具体的な身体的・精神的負担について、ほとんど知られていないことが明らかになっていました。そこで、子宮頸がんの本当の怖さは「知られていないこと」ではないかと考え、その実態と女性の人生に与える影響を正しく理解してもらうために、今回の啓発キャンペーンをスタートするとしています。
早期発見に重要な検診、日本での受診率はわずか37.7%
今回のキャンペーンでは、特設サイトを開設。発症年齢や発症率など、子宮頸がんに関する7つの事実がインフォグラフィックに表示されるとともに、患者さんやそのご家族などの実話をもとにしたショートストーリーが順次紹介されます。これに合わせ、新聞広告やインターネット広告、女性専用車両での中吊り広告・トレインチャンネルで、多くの女性が子宮頸がんを「私の問題」として捉えるきっかけを提供するといいます。
初期の子宮頸がんは、自覚症状がないことも多く、気づいたときには重症化していることも少なくありません。早期発見には検診が重要ですが、日本での検診率は37.7%にとどまっています。これは先進諸国(60〜80%)を大きく下回る割合です。この機会に、子宮頸がんの正しい知識を学び、検診の受診を検討してみてはいかがでしょうか。(QLife編集部)
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