超セレブしか通えないような学校の、究極イケメン部活に入部せざるを得なくなった主人公。その学園生活を描いたのが青春学園ラブコメ『桜蘭学園ホスト部』です。庶民感覚で周りをどんどん変えていく主人公、唯一の奨学生女子「藤岡ハルヒ」。彼女の周りには、魅力的でイケメンかつ個性的なキャラクターがたくさんいますが、今回は、無自覚に天然笑顔をふりまく主人公「藤岡ハルヒ」の、熱くてかわいくて萌えてしまう魅力を紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■恰好になんてこだわらない!「自分」をしっかり持つ強さ
『桜蘭高校ホスト部』は、学校内の女子を癒すためにイケメンが“おもてなし”をする、最強で最高の男子生徒が集まったクラブ。そこに、とある事情で入部せざるを得なくなったハルヒは、ショートカットの中性的な顔立ち・・・そう、実は「女の子」なのです。「女の子」に気が付かなかったのは、部長の「須王環」だけですが・・・。
ハルヒは、自分が奨学生であることや、その見た目にこだわることはありません。なぜなら彼女は、自分の夢を叶えるためにこのセレブ学校に入学したからです。周りにどう思われようが、彼女は夢と自分の信じるもの、大切なもののために「自分」を貫くのです。その強さには感動すら覚えます。
■自覚なし?相手を思える優しさ
ハルヒは、どんな相手にも自分の感じたことを言葉にします。セレブでないからこそ言える、一般的感覚を持った言葉には、ハッとさせられることも多いです。クラブのメンバーや学校のみんな、果てはお偉い方々にも、そのとき思った考えをしっかりと伝えられる彼女。格好良いと思いませんか?
しかも、それは一方的な言葉ではありません。ハルヒの言葉の向こう側には、必ず相手を思っての「優しさ」が込められているのです。その「優しさ」は、今まで誰も気付かなかったことに気付かせてくれ、相手をハッピーにしてくれます。本人にはそんな自覚は全くなく、キョトンとしている顔や姿にはたまらなくキュンキュンします。
■女の子バージョンのときはかわいさ倍増!
普段はショートカットでボーイッシュな恰好をしてます。ホスト部なので制服も男子仕様。しかし時々、ハルヒが女の子の恰好をするときがあります。服がガーリーになり、髪を少しアレンジするだけですが、一瞬で可愛い「女の子」になってしまうのです。その可愛さたるや、ホスト部のイケメンたちを本気でドキドキさせるほど。
長髪ウィッグをつけてドレスを着る、なんていうときもありました。このときの、かわいさとハルヒのちょっとした恥じらいには、男女関係なく“やられる”と思います。
■もどかしすぎる!!部長・須王環(すおうたまき)との恋愛
ハルヒは、ホスト部の部長「須王環」に“感じたことのない感情”を抱きます。これも、じっくりゆっくり、かなりの無自覚の中で生まれてくるのです。彼を「特別な存在」と認識するまでのハルヒは、もう不器用すぎて、もどかしいことこの上ありません。青春ですね。
環のおかれた環境や苦悩を知るたび、あるときは寄り添いながら、あるときは叱咤しながら、2人の距離はどんどん近づいていきます。しかし、ハルヒも環もまったく自分の気持ちに気づきません・・・。しかし、そこはさすがハルヒ。きちんと自分から「想い」を伝えます。そしてそのあとの環とのキス・・・。萌えが爆発してしまうほどの可愛さにあふれています。
『桜蘭高校ホスト部』は、キャラクター全員に愛と個性を感じるとても魅力的な作品です。アニメ・ドラマ・映画にもなっているので、ぜひご自身の目で「藤岡ハルヒ」をはじめとしたキャラクター、そして『桜蘭高校ホスト部』の魅力をお確かめ下さい。
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★記者:山本秀一(キャラペディア公式ライター)
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