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NTTドコモは、子供の活動状態を見守り、安全をサポートするサービスとして、『ドコッチサービス』を4月4日から開始する。同時に、同サービスを利用するためのデバイスである『ドコッチ01』の販売も開始する。
『ドコッチ01』は子供専用の腕時計型ウェアラブルデバイスだ。各種センサーにより、4タイプに分類した子供の状態や、子供がいる環境の湿度や温度を、家族が持つスマートフォンやパソコンで確認できる機能を搭載している。また、SMS(ショートメッセージサービス)の送受信が行え、迷子防止機能も備えているのだ。
子供用ウェアラブル『ドコッチ01』
『ドコッチ01』単体でも3G通信方式のW-CDMA(2.1GHz/800MHz)の通信機能を搭載しており、無線通信のBluetooth 4.0をサポートしている。
また、GPSや加速度センサー、温湿度センサーを搭載しており、防水性と防塵性にも優れている。ディスプレイは1.3インチで、320mAhのリチウムイオンポリマー電池がバッテリーとして内蔵されており、連続待ち受け時間は約72時間となっている。
ベルトを含まない本体のサイズは縦横が約44mmで、厚みは15mmと子供の腕にはやや大きいが、操作性や視認性を考えれば、この程度の大きさは必要であろう。重量は約46gと軽い。
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![どこっち01](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/dd158afbabe3f99b5db6d1c7450be355-690x330.jpg)
『ドコッチ01』を利用して子供を見守る
さて、上記で紹介した『ドコッチ01』を子供に装着させることで、どのような機能を利用できるのだろうか。
まず、『ドコッチ01』に搭載された各種センサーにより、現在子供が運動中、活動中、安静、非装着のどの状態にあるのかを、スマートフォンやパソコンから確認できる。
また、『ドコッチ01』を装着している子供の周囲の温度と湿度も確認できるため、例えば夏に熱中症の心配がないかどうか確認できる。そしてSMSを送ることができるので、急に外気温が変動したとき、子供に注意を促すメッセージを送信することも可能だ。メッセージを受けた子供は、『ドコッチ01』に予め登録されている定型文を使って簡単に返信することができる。
そのほかにも、急な雨で帰れない場合や何かアクシデントに見舞われた際は、SOS機能で親に知らせられる。このとき『イマドコサーチ』の契約をしていれば、GPSにより位置情報を確認することができる。
さらに、親子などで出かける際、保護者のスマートフォンと『ドコッチ01』をBluetoothでペアリングしておけば、子供が保護者から一定距離を離れた際に通知する迷子防止機能もある。
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![ドコッチサービス](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/4eb2f44f3587f3691522a61193ca5294.jpg)
腕時計型ウェアラブルは子供にも楽しいかもしれない
以上、紹介した機能はキッズケータイなどでも利用できるかもしれないが、『ドコッチ01』は腕時計型ウェアラブルデバイスであるため、手首に装着すればどこかに置き忘れたり、落としてなくしてしまったりといったリスクが小さい。
また、子供にとっても邪魔にならないだろうし、おもちゃ感覚で使用できるから、身に付けていることが楽しいかもしれない。『ドコッチ01』を装着することで、子供の自由度がさらに増すのではないだろうか。