【アニメキャラの魅力】宗介のツッコミ役！？容姿端麗な美少女「千鳥かなめ」の魅力とは？『フルメタル・パニック!』

「千鳥かなめ」は、都内の高校に通う女子高生ですが、ある特殊な条件にあてはまる人物として、世界に暗躍する組織に狙われる可能性があると、正義の傭兵部隊「ミスリル」より護衛の対象となります。当の本人に気付かれないようにというのが、本来の条件でしたが、護衛に当たった「相良宗介」は、その異常な行動ぶりから、かなめにその存在を疑われてしまいます。当初宗介は、尾行していたことを頑なに否定していましたが、修学旅行でのハイジャック事件では、かなめ一人が実行犯によって連れ去られてしまいます。

　あらゆる技術の先端をいく情報を秘めた「ウィスパード」という特殊な存在だった「千鳥かなめ」。今回は、そんな彼女の魅力に迫ってみたいと思います。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■正しくないことにはためらわずに立ち向かう

　小さい頃から、正しくないと思う事はすぐに口に出すタイプだった彼女。そのせいで、しばしばいじめに遭うこともあったようですが、持ち前の負けん気の強さでこれを乗り切り、現在に至っています。自らの身に危険が差し迫ったときでも冷静に物事を見る力を持っており、宗介の上官である「マデューカス」からも、「一流の軍人でもなかなか出来ないこと」と絶賛されています（本人は謙遜していますが）。

■宗介のお目付け役？

　自分を守ってくれるはずの存在である宗介ですが、学校内ではかえってかなめが宗介の行動に気を配っています。彼女を守るためという名目で、銃やグレネード、果ては爆弾まで使い出す宗介の行き過ぎた行動に呆れつつも、容赦のないツッコミを入れた後、事細かに注意しています。

　このような毎日の中で、時にうんざりしてしまうこともありますが、自分が本当に危なくなった時には、体を張って助けてくれる宗介のことを見直すたびに、なぜか彼に惹かれていってしまうかなめなのでした。

■自らが背負った役目

　自身がそうであるように、「ウィスパード」という存在は、ある特定の日時に生まれた人間の中で覚醒した者を指し、世界中で数十人程度存在するとされています。各個人で差はあるものの、本来なら知りえないことやまだ発見されていないことを知っていることが多く、人間オーパーツとも言うべき存在です。その知識はブラックテクノロジーとして、兵器産業を中心に利用される温床ともなったわけですが、「ウィスパード」自身は、その知識を引き出すために大量の薬物を注射され、廃人同然にされてしまう者も少なくなく、宗介が所属する「ミスリル」は、そんな「ウィスパード」たちを守る数少ない存在なのです。

　物語の中で、彼女は「ウィスパード」の中でもさらに特殊な存在だということに気がつきます。自身の運命と向き合ってきた彼女ですが、「自分を従えようとする奴らに会うと、抵抗したくなる」との言葉通り、自分を変えようとしている運命に、必死に抗おうと立ち向かっていきます。

　物語の終盤には「ウィスパード」の発信源ともなる人物が登場します。その人物は、かなめにとっても関わり深い存在になっていくのですが、かなめの努力も相まって解放された「彼女」（便宜的な表現）は、かなめとともに人生を歩んでいくことになります。物語はここで終わるのですが、彼女らの人生の物語の続きを是非とも見てみたいものです。


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★記者：もんきち（キャラペディア公式ライター）

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