「いつもNAVI」に新機能!人は光によって目的地へたどり着くだろう

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2015年04月02日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

これから向かう目的地を探すために、スマートフォンを取り出し、地図アプリを立ち上げることは意外と面倒なものだ。スマートフォンはカバンの中のどこかに埋もれてしまっているし、アナタのスマートフォン上ではアプリが山のようにダウンロードされていることだろう。

そんな一手間から解放してくれるのが、地図情報を持つゼンリンデータコムとソニーが手を組んだ『いつもNAVI for SmartEyeglass β(ベータ)』である。

行き先を光で表すスマートグラス

『いつもNAVI for SmartEyeglass β』は、メガネ型の『SmartEyeglass』に目的地の方角を“光”によって照らし出す徒歩ナビゲーションアプリだ。Android端末(Android 4.4 以上)とペアリングさせることによって使用することができるようになる。

少し前に流行したAR(拡張現実)表示によって、直感的に目的地を探すことが可能だ。

いつもNAVI03

また、音声によってコンビニやカフェといった周辺施設を検索し、映し出すこともできる。

いつもNAVI02

言語設定は今のところ日本語と英語のみ。使用しているAndoridの言語によって自動的に切り替わる仕組みだ。現在使用範囲としては、屋外でのみARで表示することができる。

“おもてなし”に活用を!

外国人観光客は近年増え続けているが、たとえば空港での“おもてなし”サービスとして提供していくのはどうだろうか。

現地に住んでいる人であれば「このへんにカフェがあるな」ということは何となくわかるが、異国の土地を歩く観光客はそういった感覚は鈍ることだろう。

地図アプリをわざわざ開かずとも、透過型のメガネによって現実と照らし合わせることによって、“奥行き”を感じながら目的地に導かれることだろう。現在は使うことのできない屋内利用も可能になるのであれば、迷宮ともいわれる日本の都心部の地下鉄構内で迷うことも少なくなるに違いない。

ウェアラブル端末はこれまでの“1クリック”していたものを少なくさせることができる。さらにビッグデータを持っている企業と組むことでユーザーの利便性はますます向上していくことだろう。スマートフォンやOSと比べて、まだまだどの企業が“勝者”であるかはみえていない。だからこそ今後も注視したい分野である。

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