【アニメキャラの魅力】細やか接客の内気少女!湯乃鷺のかっぱっぱ「押水菜子」の魅力とは?『花咲くいろは』

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2015年04月05日 11:10  キャラペディア

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(C)花いろ旅館組合
それまでは大きい制作会社の下請けを主に行ってきたアニメスタジオ「P.A.WORKS」が、初めて制作したオリジナルアニメ『花咲くいろは』。クオリティーの高い絵作りと演出、そしてさわやかな青春ストーリーは高い評価を得ることとなりました。石川県の架空の温泉地・湯乃鷺温泉を舞台に、“働くこと”の苦楽が描かれます。

 今回ご紹介する「押水菜子(おしみずなこ)」は、主人公「松前緒花」が住み込みで働く温泉宿「喜翆荘」で、仲居のアルバイトをしている女の子です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■内気少女

 菜子は引っ込み思案で人見知り。そんな自分を変えたいと思い、接客業である仲居のアルバイトを始めました。とはいえ、働いていてもなかなか自分を変えられず、お客さんから自分の知っている事を聞かれても教えることができずに、後で一人で悔やんだりします。

 喜翆荘のおかみさんの孫である緒花が一緒に働くことになり、菜子が教育係になります。しかし、体が小さいのに声が大きく、空気が読めずにいきなり距離感をぐいぐいつめてくる・・・そんな緒花のことが怖くて、必要なことを指導できなかったために緒花が失敗して叱られるはめに・・・。しかし、緒花がそのことを黙って自分一人が罪をかぶってくれたことで、菜子は緒花を信頼し、また、同じ学校に通うようになったことで少しずつ心を開いていきます。

■湯乃鷺の河童

 菜子は3歳からスイミングスクールに通っており、水泳が得意かつ大好き。幼い頃は「かっぱっぱ」と呼ばれるほどに泳ぎが達者だったことを、おかみさんが知っているくらい有名でした。

 喜翆荘に長逗留していた自称小説家の次郎丸太郎が、宿代に困って逃げ出した折、菜子は海に飛び込んだ次郎丸を救助しています。宮崎県への修学旅行では、翌日に予定されていた海水浴を待ちきれず、一人で暗い夜の海辺でイルカのごとく飛び跳ねて泳ぎ、それを見た緒花に河童と間違われていました。

■広がるテリトリー

 菜子は二男二女の兄弟の長女です。両親は2人共教師で、家では常に無駄な教育論を戦わせて菜子に家事や子供たちの世話を押し付けているダメ親。ただ、菜子は家では家族に強気に出られる内弁慶であり、家事をしながら弟・妹たちの世話をしている自分に「自分らしさ」を感じていました。もし自分が人魚姫なら、王子様に憧れたりせずに海で自由に泳いでいたい。それは、自分のテリトリーである“家”でしか本当の自分になれないという気持ちの表れ。

 喜翆荘では家とは違って控えめ。しかし、控えめながらもきめ細かいサービスが出来ることをおかみさんに高く評価されていることを知った菜子。喜翆荘も自分の居場所であると考えられるようになり、以前よりのびのびと働けるようになります。

 菜子は喜翆荘で働くうちに、おかみさんの“全てのお客様に差を付けずにおもてなしをする”という考え方や、それを体現する喜翆荘を好きになっていきました。喜翆荘が閉鎖の危機に陥ったとき、若旦那や料理人たちが本質を忘れて「とにかく喜翆荘を存続させよう」とおかみさんの方針をねじ曲げようとします。そして菜子は、それまで出したこともないような強い声で「わたしの好きな喜翆荘を返してください!」と訴えるのです。

 結局、喜翆荘は一時閉鎖されることになり、仲間たちは散り散りになっていきました。その後、菜子はスイミングスクールで子供たちの指導をするようになったようです。菜子はおかみさんの孫である緒花や、板前を志す民子のような明確な夢はまだありません。しかし、いつかきっと喜翆荘に戻りたいという気持ちは持っています。もしいつか喜翆荘が復活し、緒花がおかみさん、民子が板前として戻ってきたなら、菜子もまた仲居として2人を支えてあげるようになるといいですね。



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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

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このニュースに関するつぶやき

  • 「花咲くいろは」、なこちはかわいいんだけど、板前の娘がいつもカリカリしてて苦手だった><
    • イイネ!1
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