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撮影技法のイノベーションを起こしたドローン×カメラ。人間の手が届かない場所からの撮影が行えるようになり、よりダイナミックな視点の動画作品が今、この 瞬間も撮影されている。また警察や消防などの機関も導入。目のいき届かないデモの現場確認や、災害現場の調査といった用途でも使われているのだ。
本サイトでも過去に扱った記事、『ドローンのカメラ性能を5つ比較してみた』の通り、カメラ機能を搭載したドローンも多く、プライベートユースであってもドローンによる空撮が可能になった現在。もしもこれから、ハイクオリティなドローン撮影に取り組みたいと考えているならば、カメラの性能にはこだわったほうがいい。少なくともフルHD画質で撮影できるカメラを選ぶべきだ。
とはいっても大型の一眼レフカメラを搭載できるドローンはプロユースで高価。そこで数万円台のスタンダードなドローンに搭載できる、フルHD動画撮影なカメラを調べてみた。
『GoPro HERO4 BLACK』
アクションカムという新しいカテゴリを切り開いたGoProシリーズの最新最上位機種。Wi-Fi機能を内蔵しており、スマートフォンさえあればオプションを必要とせずに地上からGoProが捉えた世界を確認しながら撮影できる。
ドローンに搭載するためのアイテムも豊富だ。ブルーレイビデオを超えるビットレートで記録できるため、画質も極めてよい。高価ではあるが、間違いのない撮影をしたいのであればオススメだ。
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メーカー:GoPro
解像度:4K/30p、フルHD/120p
ビットレート:60Mb/s
質量:88g
実勢価格:7万円
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『HDR-AS200V』
実勢価格が3万円台で入手しやすく、フルHDまでとなるが画質も上々なソニーのアクションカム(4Kに対応したFDR-X1000Vもリリースされている)。軽いため、安価なドローンにも搭載できるというメリットがある。
また、自動逆光補正機能や電子式手ぶれ補正機能がついており、日常的にも使いやすい。マルチに利用したい方はこのモデルからはじめてみよう。
メーカー:ソニー
解像度:フルHD/60p
ビットレート:約50Mb/s
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質量:約68g
実勢価格:3万5,000円
『VIRB-J』
ディスプレイを内蔵、さらにケース類を使わない防水仕様となっているためにやや重め。とはいえこの質量であれば問題ない。レンズのせいだろうか、動画画質はフォーカスがやや甘めに感じる。とはいってもこのクオリティで不満を覚える人はそういないだろう。
メーカー:ガーミン
解像度:フルHD/30p
ビットレート:非公開
質量:117g
実勢価格:2万8,000円
『PIXPRO SP360』
円周魚眼で360度全方位の撮影が可能。上記のカメラも超広角な画角を持っているが、『SP360』は群を抜いている。本体に耐衝撃性能が備わっており、防滴・防塵性能も高い。またマイナス10度までの気温であれば利用できる。この画角が欲しいのであれば買い。他にライバルが存在しないからだ。
メーカー:コダック
解像度:フルHD/30p
ビットレート:非公開
質量:103g
実勢価格:4万円
『AIR A01』
最後に、発売されたばかりのためドローンへの搭載例はまだないが、期待度の高いモデルを紹介しよう。それがオリンパスの『AIR A01』だ。
![AIR A01](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/nr150205opcl_02-690x518.jpg)
メーカー:オリンパス
解像度:フルHD/30p
ビットレート:非公開
質量:約146g
価格:3万6,504円(本体)/5万3,784円(レンズキット)
マイクロフォーサーズ規格の新型機で、 ディスプレイをもたない、スマートフォンとのワイヤレス連携前提のレンズ交換式カメラ。GoProなどのモデルが超広角画角のレンズを使っているのに対し、AIR A01はワイヤレス撮影をしながらのズームアップが可能。任意の場所をフレームに入れ続けるためにはドローンの操作に1名、AIR A01の操作に1名、計2名のチームでとりかかる必要がでてくるだろうが、俯瞰位置からの望遠撮影は新たな映像表現を可能にしてくれるはずだ。