テスラとコラボで全米ツアー!「ベン&ジェリー」の車両がクールすぎる

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2015年04月07日 17:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

表参道をはじめ日本でも全4店舗を展開する、アメリカ生まれのアイスクリームショップ『ベン&ジェリー』。世界的な人気を誇るチェーン店だが、気候変動を中心とした温暖化対策に積極的に力を入れていることでも知られている。

現在も半年をかけて全米を回り、無料アイスクリームを配るイベントを実施しながら、気候変動の周知活動を行っている。このツアーには“テスラモーターズ”の車両が用いられ、この点でも話題になっている。

テスラ『Model S』で全米12都市を回るツアーが開始

“Save Our Swirled Tour”は4月1日、カリフォルニア州のサンディエゴでスタート。15日にわたり郡内のさまざまな場所で無料アイスクリームの配布を実施し、同時に会場では気候変動への取り組みの周知活動を行う。その後、LAやサンフランシスコ、ワシントン、ニューヨークなど全米12都市で同様のキャンペーンを続けていく予定だ。

ベン&ジェリーズ テスラ アイスクリーム

今回のツアーからは従来のトラックではなく、米テスラモーターズの『Model S』を採用。テスラといえば、エコカーや電気自動車の話題で名前が挙がらないことがない注目のEVメーカーだが、この点も『ベン&ジェリー』の環境問題への意識を示している。専用車両は1時間あたり数百人分のアイスを供給することができる。

ベン&ジェリーズ テスラ アイスクリーム

自社のCO2削減と同時に政府への働きかけも重視

南極の陸氷の減少から頻発する山火事まで、“私たちは気候変動による影響がいよいよ現実になってきた世界に住んでいる”とする『ベン&ジェリー』。だからこそ“私たちはこの問題に対して何をしているのか?”と問うことが重要だと強調している。

同社の企業活動のなかでも、原材料として農作物、特に乳製品を多く使い、製造工程や輸送のためのトラック、製品を保存する冷凍庫が必要となるなど、CO2を排出する場面が少なくないようだ。排出量を把握し減少させる取り組みにも力を入れているというものの、“まだまだ不十分であり、さらに努力をしないといけない”と考えているという。

同時に、気候変動は政治による解決が必要とされる構造的問題であるため、各国政府にプレッシャーをかけることは“絶対に必要”だと主張。政策立案者に問題の大きさや緊急性をより強く認識させるためにも、『Avaaz』といったオンライン活動と力をあわせ活動しているのだ。

無料イベントを通じ、環境問題の周知、啓発活動も行っていくという意欲的な試みを続ける『ベン&ジェリー』。こうした取り組みがしっかりと評価され、同様の運動が拡大していくことで、各国の首脳を巻き込んだ大きなうねりに成長していくことに期待したい。

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