なにこれフリーザの宇宙船?環境にやさしい水上に浮く家「WaterNest 100」

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2015年04月07日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

水の上に家を建てて暮らす。そんな提案がされている。

提案したのはイタリアの建築家であるGiancarlo Zema氏だ。彼は水に浮かぶだけでなく、環境にも優しいという一軒家『WaterNest 100』をデザインした。

見た目も自然に調和しており、穏やかな水面での快適な暮らしを想像させる。

98%再利用可能な建築物

一軒家としてはとてもユニークな曲面が特徴的な『WaterNest 100』は、直径が12メートル、高さは4メートルで、住居面積は100平方メートルとなっている。

建物を浮かせる船体部分はアルミニウム製で、木製のフレームはラミネート加工が施されている。

WaterNest-正面

川や湖、入り江などの穏やかな水面に停泊する設計は、水取りの巣にインスピレーションを得たものだといい、より自然に寄り添えるデザインなのだという。

『WaterNest 100』は環境に優しい作りを目指した建築物。資材にはリサイクル角材とリサイクルアルミニウムが利用され、この建築物は最大で98%の再生利用が可能とされている。また、電力も屋根に設置された60平方メートルのソーラーパネルで発電して供給される。

WaterNest-上から

その電力も極力効率よく使われるように、外部の空気を上手に取り入れながら、室温が自動的に調整されるようになっている。

WaterNest-夜

住居以外の使い方でも快適そうだ

大きな窓は、自然光をたっぷりと取り込んで、室内を明るくしてくれる。

WaterNest-リビング

その窓からは水のある豊かな自然を堪能できそうだ。内装も、暖かみのある木製が基調となっているので、くつろげるだろう。

『WaterNest 100』は4人家族が暮らすことを前提に設計されており、中央にはリビングルームがあり、ベッドルームは二つ用意されている。

WaterNest-寝室

ただ、一年を通して水面の高さや気候が安定した地域でなければ、安心して暮らせないかもしれない。日本の様に水位が激しく変化するほどの雨期があり、水面を激しくかき乱す台風が多発するような地域では船酔いしそうでもある。

いや、下手すると流されてしまうかもしれない、と心配性の私は想像してしまった。逆にいえば、『WaterNest 100』で快適に暮らせる地域とは、非常に安定した暮らしやすい地域であるといえる。

WaterNest-バー

日本でも、定住目的ではなく、別荘としてなら人気がでそうだ。

また、カフェやバー、オフィス的な使い方でも快適そうな気がする。こんな建物のなかで、コーヒーを飲みたい。

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  • 校正ぐらいせんのかね。 「水取りの巣」 て。
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