初心を問い直す『椿会展』に赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼ら6作家

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2015年04月08日 21:10  CINRA.NET

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畠山直哉『from the series Findling: Markgrafensteine』(2009)(出展予定作品)
第7次椿会のメンバーによるグループ展『椿会展 2015 - 初心 -』が、5月24日まで東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催されている。

1947年から続く「椿会」は、資生堂ギャラリーを代表するグループ展で、メンバーを入れ替えながら約70年間にわたって行われている。赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子によって結成された第7次椿会は、「3.11」から復興していく過程において「初心」を問い直す時期にあるのではないかという思いを背景に、2013年から「初心」をテーマに年1回の展覧会を開催。3回目となる今回から、ドイツ・フランクフルトを拠点に、ウィリアム・フォーサイスが率いるザ・フォーサイス・カンパニーで活動するダンサーの島地保武を新メンバーに迎えている。

同展では、昨年10月に急逝した赤瀬川が1985年から1988年にかけて雑誌に発表した絵日記が展示されるほか、畠山がドイツ各地で氷河によって運ばれた巨大石を撮影したシリーズ、内藤が2013年から続けて出展している『color beginning』と『ひと』の新作、青木によるドローイングの小作品、伊藤による銀座周辺の調査をもとにした刺繍作品などが出展される。なお、会期中には島地によるダンスパフォーマンスや、伊藤によるギャラリートークも開催される。
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