サイ・トゥオンブリーの大規模個展が原美術館で開催、約70点の「紙の作品」一挙展示

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2015年04月09日 13:10  CINRA.NET

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『Petals of Fire(炎の花弁)』1989年 144×128cm アクリル絵具、オイルスティック、鉛筆、色鉛筆、紙 ©Cy Twombly Foundation / Courtesy Cy Twombly Foundation
『サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡』展が、5月23日から東京・品川の原美術館で開催される。

アメリカ・ヴァージニア州出身のサイ・トゥオンブリーは、アメリカ抽象表現主義の第2世代ともされる20世紀を代表するアーティスト。即興的に描かれた線や絵具の飛沫に、文字や数字、記号がランダムに組み合わさった絵画やドローイング作品で知られている。晩年には『高松宮殿下記念世界文化賞』『ヴェネチア・ビエンナーレ』金獅子賞などを受賞し、2011年に逝去した。

同展では、紙に描かれた作品にフォーカスし、1953年から2002年までの約50年間に制作されたドローイングやモノタイプ作品約70点を展示。生前にトゥオンブリーが作品の選定に関わり、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館を皮切りに世界各地に巡回した展覧会を、原美術館の展示空間に合わせて再構築する。なお、作品の一部は5月29日から同美術館の別館である群馬・ハラ ミュージアム アークで展示される。
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