![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150411_101552_005.jpg)
FUTURUSでは以前(2014年10月)、『ランニングとサイクリングを融合させると「Halfbike」になる』という記事で『Halfbike』という、立ち漕ぎ専用の3輪車を紹介した。
『Halfbike』はスタートアップ企業である米Koleliniaが発表したユニークな乗り物で、セグウェイの足こぎ版として話題になった。
この『Halfbike』がさらに改良され洗練されて、『Halfbike II』としてクラウドファンディングの『Kickstarter』に登場するなり、あっという間に目標資金を達成してしまい、再び話題となっている。
より洗練・改良された立ち漕ぎ専用自転車
最近は折りたたみ式自転車もかなりお洒落でかつコンパクトになっているため、人気がある。
しかし、あのハンドル機構とサドルと後輪がなければ、自転車はもっとコンパクトにできる。ならば、ハンドル機構とサドルと後輪がない(正確には小さな後輪があるが)立ち漕ぎ専用自転車があれば、どうだろう。
|
|
『Halfbike II』は、まさにそのような乗り物だ。これはコンパクトなだけでなく、サドルがないので立ち漕ぎ専用であり、方向転換も体重移動で行うなど、よりスポーツ感覚で楽しめる乗り物である。
[vimeo 124188874 w=690 h=388]
『Halfbike II』のコンセプトは初代『Halfbike』と変わらずジョギングとサイクリングの中間的な移動手段を実現した乗り物となっている。
しかし、『Halfbike II』のデザインは初代よりもかなり洗練された。正直、初代『Halfbike』はユニークで画期的ではあったが、デザインは少々野暮ったかったのだ。
しかも『Halfbike II』はハンドルレバー(といっても方向を変えるためのハンドルではない)が取り付けられたため、長時間走行でも疲れにくくなり、ブレーキ操作も楽になったようだ。
|
|
また、気が利いているのは、折りたたみが可能になったことだ。このことで収納しやすくなり、例えば通勤に使ってもオフィスで置く場所を探すのが楽になるだろう。
![Halfbike IIは折りたためる](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/d7fdb28a477a1491d4fceb9b39584230.jpg)
もともとコンパクトな設計だったが、さらに収納や持ち運びが楽になったということだ。
![Halfbike IIの持ち運び](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/e9f05f262442fdbacc1b26cb2cb4b208.jpg)
ただ、重量は初代よりもわずかに増加している。といっても18ポンド(約8.2kg)しかないので、自転車に比べればはるかに軽量だ。
資金調達振りで分かる人気の高さ
現在用意されているのはブラックとホワイトの2色。利用者として想定している体格は身長が190cmまでで体重は90kgまでとなっている。
![Halfbike IIの2色](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/02de621bba55300700b36ab580992010.jpg)
Kickstarterでの資金調達状況は余裕をもって達成しており、本稿執筆時点で22日のキャンペーン期間を残しながら、既に目標額5万ドルをはるかに上回った10万ドル以上を達成している。
|
|
プロジェクトは順調に進むであろうから、2015年7月に予定している出荷は問題なく実現するであろう。