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水素を燃料とし、クリーンな次世代のクルマとして注目度が高いFCV(燃料電池自動車)。その普及を促す政策の一環として、埼玉県は2015年4月7日から、FCV購入に対する補助制度の申し込み受付を開始した。
補助制度は、FCVの購入に際し、1台当たり100万円の補助金を出すというもの。対象となるのは、以下の通り。
(1)県内に事業所または事務所を有する「法人」
(2)県内に主たる住所、事業所または事務所を有する「個人」
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(3)上記の「法人」または「個人」とリース契約などを締結した「リース業者」
FCV購入の補助金は、すでに国が1台当たり202万円の補助金を出すことを決定。これに県からの補助金をあわせれば、合計で302万円となる。例えば、販売中のトヨタ『MIRAI』を購入する場合、車両価格723.6万円(税込)のうち、購入者は421.6万円の負担額で買えることになる。
ただし、補助金を受けられるのは先着100台まで。埼玉県在住でFCV購入予定がある方は、急いで申請されたほうがいいだろう。
都道府県が実施しているFCV購入に関する補助制度としては、東京都が101万円の補助金を出すことを発表しているほか、神奈川県や愛知県でも実施中だ。
インフラ整備も前向き
ちなみに、燃料となる水素を補給するための『水素ステーション』など、インフラの整備についても、埼玉県はかなりやる気満々だ。
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トヨタ『MIRAI』のホームページによると、今後開設予定の『水素ステーション』全45カ所のうち、9カ所が埼玉県。11カ所の開設予定があるトヨタのお膝元、愛知県の次に多い。
![スクリーンショット 2015-04-09 20.26.17](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/cf58c79d08060bac7102bf97e1f2306c.png)
FCVに対する姿勢は、各都道府県で多少違うことは確かだ。
だが、CO2排出など環境問題対策が望まれる昨今、普及への取り組みを実施する自治体は、今後も増えてくるのではないだろうか。