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車の中でのiPhone利用をより安全に、より快適にしようとAppleが開発した『CarPlay』。車載装置との連携や、声でシステムをコントロールする仕組みは確かに有用ではあるものの、まだまだ普及は進んでいるとはいえない状況だ。
だが今月、静かにアップデートした『CarPlay』のラインナップは普及を加速させるかもしれない。
ポルシェが『CarPlay』と互換性を持たせる
今回追加された自動車ブランドは、ポルシェ。泣く子も黙る高級ブランドである。
ポルシェコミュニケーションマネジメントと呼ばれる車内システムと『CarPlay』の互換性を高めることによってより快適な車内空間を提供予定だ。音声制御はもちろんデジタルオーディオの操作や、GPSナビゲーション、そして法定速度のアラームなどを表示させる。
ポルシェはフォルクスワーゲングループの主要株主の一つでもあり、これを機に同グループ内の自動車ブランド(アウディやランボルギーニ、セアト、SUZUKIなど)と連携の強化が期待される。
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社内システムの群雄割拠
現在車内システムに関しては、Appleは激しい競争に直面している。Googleの自動操縦システムやAndroidベースのカーナビゲーション、Microsoftは昨年フォードとの車内システムを発表している。なおパイオニアやアルパインからは『CarPlay』の互換性のあるヘッドユニットが販売されており、新しい車にしなくとも『CarPlay』を楽しむことが可能だ。
Appleとしても『CarPlay』用のアプリケーションの充実などを図ることによって、ユーザー体験の向上を狙っていく模様。今後車内の“スマホ”戦争はどこが覇権を握るのか。見逃せない動きが高まってきている。