【アニメキャラの魅力】婚期にあせるアラサーお姉さん「輪島巴」の魅力とは?『花咲くいろは』

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2015年04月24日 11:10  キャラペディア

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『花咲くいろは』は、石川県の架空の温泉地・湯乃鷺温泉の旅館「喜翆荘」を舞台に、そこで働く女の子たちの日常を描いた青春ストーリーです。派手さはなくてもクオリティーの高い作品作りで、このアニメが初めてのオリジナル作品となる「P.A.WORKS」の名を世に知らしめました。

 今回ご紹介する「輪島巴」は喜翆荘の仲居頭。主人公の「松前緒花」をはじめ、若い仲居たちを指導し、見守るお姉さん的な存在です。巴のCV「能登麻美子」さんは石川県出身ということもあり、方言指導も担当されたとの事です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■年齢が気になるお年ごろ

 巴は「松前緒花」や「押水菜子」など、高校生の仲居たちの上司にあたるアラサー女性。とはいえ嫌味なお局タイプではなく、多少軽薄な噂好きの“気のいいお姉さん”です。 喜翆荘に映画の撮影が来た時には、年齢を5歳ほど若く鯖を読んだり、いっしょに働く高校生たちの若さをうらやんだりと、自分の年令を気にしているところもあるようです。

 仲居のキャリアは作中時間で6年と、ベテランと呼べるほどではないにしろ、厳しいおかみさんに特に叱られることもなく仕事を卒なくこなしており、隙を見ては厨房でお菓子をつまみ食いしながら無駄話に興じる余裕もあります。

 ただ、そもそも仲居を始めたのは金持ちの客の玉の輿にでも乗れればいいという動機であり、それほど強い職業意識は持っていませんでした。それゆえ、郷里の母親に「高校の同級生で独身なのは巴一人だから」とお見合い話を持ち込まれたときは、それを機に仕事をやめて実家に戻ろうかという気持ちにも・・・。

■裏目に出る「鬼軍曹」モード

 しかし、巴は年上のお姉さんとして緒花や菜子を置いて、1人で辞めてしまうことに引け目を感じていました。そこで、喜翆荘の常連ながら従業員たちに迷惑をかける、困ったサバゲ4人組の客を懲らしめることで、首にされる形で喜翆荘を去ろうと画策するのです。

 朝、起きてこないサバゲ連中の部屋に押し入り、強制的に叩き起こしたり、持参した戦闘糧食しか食べないからと、むりやりおにぎりを食べさせたり、風呂を覗こうとしているのを知って、風呂場におびき寄せてから高水圧ホースで放水攻撃をしたりと、普通の客相手なら確実に首になるような事を繰り返します・・・。ところが、サバゲ連中にはそれが逆効果。彼らには巴が鬼軍曹的な現場指揮官として、自分たちに合わせてくれたのだと勘違いされ、感謝される有り様に・・・。

■仲居が適職

 結局巴は、自分が仲居の仕事に向いており、変わり者の客が来ると、その対応に生きる実感が得られるということに気づき、お見合いよりも仕事を続けることを選びました。実は、サバゲ軍団だけでなく、気立てのいい巴を目当てに喜翆荘に泊まるご贔屓さんがいたり、お客さんの好みなどを書き留めたノートをつくっていたりと、仲居さんとしては(地味に)優秀です。その辺りはやはり厳しいおかみさんの薫陶の賜物というものでしょう。

 喜翆荘が閉鎖されることになった時、若旦那がいずれ喜翆荘を再開すると誓ったのに対し「そのときはダンナをほっぽってかけつける」と応じた巴さん。結婚自体はあきらめていないようですが、結局郷里に帰ることなく、近隣の小料理屋で働いています。しかし、器量がいい上に面倒見も良く、その上声が「能登麻美子」さんなのですから、まぁそのうち素敵な出会いがあるでしょう。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

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