おもちゃといって侮れない!自律走行やスマホ連動はあたりまえのホビーアイテム

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2015年04月29日 15:40  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

現在、IQの高いオモチャが続々と登場している。その1つがタカラトミーの『Q-eyes』だ。

赤外線で障害物を察知し自動でよける

名前から想像できるように、生誕35年のチョロQシリーズのモデルとなる。駆動部はプルバック式のゼンマイではなく電力モーター。

コインを後部に挿すとウイリー走行ができるほか、車両前方、左右のヘッドライトの下部に赤外線センサーを装備。自車が発した赤外線は障害物に当たると反射されるが、その位相と強度から障害物の位置を察知。よけるようにコーナリングを繰り返して走行する。真正面に障害物があるときはバックをしてから切り返すか、その場で停車するという設定ができる。


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ダッシュ力に長けていたオリジナルチョロQほどの速度はでない。だからこそ、赤外線技術で構築されたシンプルな自律走行の肝をじっくりと観察できる。もちろん身の回りのアイテムでコースを作って競争させることもできるし、猫のオモチャとしても優れている。

AI搭載でスマートフォンと連動する「Anki Overdrive」

さらに注目されているのが、AIを搭載したデジタルスロットカーの『Anki Overdrive』だ。スマートフォンと連動し、走行を繰り返すことで経験を蓄積し、バーチャルで他車を攻撃してスリップダウンさせ、レースに勝てばボーナスポイントが付与される。リアルとバーチャルを組みあわせた新しいAiレースホビーだ。

コースは専用のタイルを用いる必要があるが、アップダウンや交差も思いのまま。その自由度の高さにアメリカ市場で人気を博している。


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大人向けホビーのこれから

これまではHOゲージの鉄道模型、開閉部がフル可動する大型ミニカーなど、リアリティを追求したアイテムこそが大人のホビーといわれてきた。しかし、子供目線で作りながらもデジタル時代の技術を取り入れているアイテムは、構造も挙動も興味深く、大人も本気でハマれる魅力を持っている。

マルチコプターのドローンばかり気にしていると、いつのまにか時代から取り残されてしまうかもしれない。

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