![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150430_103362_003.jpg)
自宅やオフィス、あるいはお店にアクアリウムを置きたいけど、メンテナンスが面倒、と思っている人に朗報だ。一度設置したら、ほぼ永久に水の交換が不要、というアクアリウムが登場した。植物を利用して水質を維持する『EcoQube C』だ。
しかし、本当に水の交換は不要なのだろうか……?
植物に水を浄化させるエコな仕組み
『EcoQube C』は普通の水槽とはちょっとだけ違っている特徴的な構造を持っている。
![EcoQube C仕様](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/732ca33611d1b6830180fb34caf20dc4-690x361.png)
水槽の上に、植物が植えられており、それをさらに上からLEDが照らしているのだ。このLEDは水槽を照らすのではなく、植物を照らしている。室内でも植物が十分に育つようにという理由だ。そして下側は、通常の水槽と同じで水が入っていて魚が泳いでいる。
以上の形状に、水を交換しないでも水質が維持される仕組みが組み込まれている。
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![EcoQube](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/EcoQube-690x388.png)
まず、魚が老廃物をだすと、それをフィルターが吸収する。吸収された老廃物はバクテリアによって分解され硝酸塩となり、それを植えられた植物が栄養として吸収するのだ。
![EcoQube C仕組み](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/77ad022e79d355e694488aaa36f6ed96-690x361.png)
つまり『EcoQube C』は3段階の濾過構造を持っている。
1つめがスポンジによる物理的な濾過。2つめがバクテリアによる生物濾過。3つめが植物による濾過だ。
![EcoQube C浄化構造](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/f339c4ed98882e525d89c7fdde5ac0b6-690x361.png)
その結果、水を交換する必要がなくなるということになる。つまり、バクテリアや植物の力を借りて、魚の生活環境をきれいに保とうという発想だ。この自然界の浄化作用を模した発想がエコということで『EcoQube C』と名付けられている。
日本でも正常に作動するかどうかわからない
『Kickstarter』のFAQを見ると、植物にはミントやバジルが推奨されているが、これらを食べてはいけないと書かれているので注意されたい。
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また魚もベタやグッピーが推奨されている。植物の浄化能力上、金魚など大食いで排泄物が多すぎる魚はよくないのかもしれない。
水の交換が面倒だけどアクアリウムを楽しみたいという人は、『EcoQube C』を検討するのもよいだろう。但し、日本の環境ではテストされていないので、本当に水を交換しなくても大丈夫なのか、不安が残る。あくまで自己責任において利用して欲しい。