手軽ににプロ並みのアプリが作成できるサービスが登場

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2015年05月02日 13:30  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

クリエイターの方であれば自分の作品をアプリにしたいと思うことはないだろうか。しかしそこに立ちはだかるのは、プログラミングという壁。テキストをタグにしたり、Appstoreの申請のためにXcodeを使ったりと大きな難関があるものだ。しかしそんな手間が省けるとしたらどうだろう。ちょっと使ってみたくはないだろうか。

誰でもカンタンにアプリが作れるサービス

『glide』は誰でもカンタンにアプリを作ることができるシステムだ。Dropboxにフォルダを作って、アプリに必要なテキストや画像、動画をセッティングすることで、アプリを作成することができる。

アプリを自分で構築しようとすると、大きな費用と時間がかかるだろう。『glide』はそのようなコストを大きく削減することが可能である。これまでにもこのようなアプリ作成サービスはあった。しかしアウトプットのデザインに難があるものがあり、普及させるにはほど遠いように思われた。

しかし『glide』はそのようなデザインの問題も解決し、自分の手で美しいレイアウトをもったアプリが作れるようになった。ブログサービスのアプリ版といったもので、タグなどの概念が分からなくても、カンタンに自分のサービスをアプリ化できるというわけだ。

ニュースサイトのBBCなども一部の特集をアプリ化しており、読者からも好評を得ているようだ。

美術館や絵本への利用も!

『glide』はどんなジャンルのアプリケーションが向いているのだろうか。開発元によると雑誌や美術館、絵本……など“12のジャンルに分けられる”そうだ。

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その中でも美術館は相性が良いように見える、iBeaconにも対応可能なので、たとえば作品の近くに行ったときにビーコンを通してアプリが立ち上げられ、作品の補足を説明するといった利用が考えられている。

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また絵本などにも向いていそうだ。大型のフォントが用意され、子ども達にも読みやすくできるし、何より自動的にナレーター機能を付けることができる。

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さらに、アプリ内自体を定額制や課金など細かく値段設定ができるため、アプリで収益を生みだすことも可能だ。

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現在『glide』はクラウドファンディングの『Kickstarter』にて資金調達中で、149ユーロで1つのアプリケーションが、750ユーロまで支払うと、アプリケーションに加えてAppstoreへの申請まで行ってくれる。

個人で上質なアプリが作られるようになるとデジタルコンテンツの領域は、先ほども触れたブログのように一気に進むのだろう。もちろんアプリにはAppleの審査が入るので、ブログのように玉石混交になるのではなくどちらかと言うと“玉”の部分が増えてくるのではないだろうか。『glide』からカルチャースターが生まれることを今後も期待したい。

このニュースに関するつぶやき

  • HyperCardの復活を、ぜひ。G3はまだ動くから、スタックつくって遊ぼうかな。
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