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発明の醍醐味とは、シンプルな機構で新しい機能を生みだすことではないだろうか。これはまさにそんなデバイスだ。
まるで船の櫂のようにスケートボードを漕ぐことができるスティック状の推進装置である。ただし、人力ではなく電動である。
棒の先で車輪が回る
『ePaddle』と名づけられたこの装置は、棒の先にモーターで駆動する車輪がついている。手元のスイッチを押すと車輪が回転するので、それをスケートボーダーが地面に押しつければ、足で漕ぐことなく加速できるというわけだ。
![ePaddle03](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/ePaddle03-690x459.jpg)
10秒もあれば使いかたには慣れ、時速25マイル(約時速40キロ)のスピードをだすことも可能だという。もちろん坂を登るのが楽になるが、平地でもダウンヒルのような楽しみかたができるようになる。なおブレーキシステムは現在開発中とのことだ。
強度と剛性と駆動力が求められるだろうが、機構的にはごくシンプルで、特に難しいものではないだろう。いままでなかったのが不思議なくらいのシンプルなアイテムだ。
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台車に乗って電動で動かせる?
しかし、この『ePaddle』、スケートボード以外にも使えるのではないだろうか? ローラースケート、キックボードはもちろん、荷物用の台車だって電動で動かせるし、子供用のおもちゃのクルマだって足で漕ぐ必要がなくなる。
とりあえず思いつくのは実用ではない用途ばかりだが、遊びの面ではいろいろな楽しみかたができそうだ。これを使ってレースもできるかもしれない。キック系アクティビティの楽しみかたを広げるデバイスになりそうだ。