未来の旅行はこうなる?水中ホテルに宇宙飛行は実現するか

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2015年05月10日 09:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

我々の周りには、加速度的に進歩した技術がまたたくまに普及し、かつてSF映画でみたような光景が、いつの間にやら実現していることに驚いてしまう。当然、これらの技術の驚異的な進歩は、我々の旅行の形も変えてきている。

このまま進歩を続ければ、いったいどうなってしまうのか。

人気ニュースサイトの『Mail Online』で、未来の旅行についての予想が行われていたので、今回はその記事に掲載された未来の旅行について紹介したい。

2030までに起きること

2030年といえば、今後15年のことだからすぐ先の未来だ。

旅行に関する計画や予約もデジタル技術により、より直感的になっているだろう。おそらく旅行プランの検索や予約は、Amazonで本を購入するくらいに簡単になっているだろうという。

未来の旅行

それも身に付けているアクセサリーや時計に搭載されている『eエージェント』に声を掛けるだけで予約などが済んでしまう。この『eエージェント』は自分が好きな俳優などの声や顔を設定でき、3Dホログラム・イメージや仮想環境内に現れる。

しかも旅行はこの数年でさらに個人に特化されたものになっていく。つまり、コンピューターがその人の普段のSNSでの書き込みや検索動向から、各人の好みに相応しいプランを提案してくれるのだ。

そうして旅行に出かけることになり、飛行機に乗る際も、搭乗手続きは非常に簡単だ。長い列に並ぶことなく、決められたポイントに荷物を置くだけでよい。

あとは出発ラウンジに向かって歩いているときに、生体認証システムとパスポートの自動読み取り装置によって、税関を1分足らずで通過できてしまう。

生体認証システム

所持品はレーザー式分子スキャナーによるセキュリティーチェックによって、数秒で安全が確認される。このようなシステムは、2030年までかからないだろうともいう。

実際、既に韓国・ソウルの仁川国際空港では、顔認識とパスポート読み取り装置により、生体認証出入国管理システムが導入されようとしている。また、2017年に運営開始予定のシンガポール・チャンギ国際空港の第4ターミナルでも、同じようなシステムが導入されることになっているのだ。

そして、2030年までに宇宙旅行が実現するところをみるであろう間に、えり抜きの水中ホテルが登場している可能性もある。既にドバイでは、『Water Discus Hotel』が建設中であり、海中の部屋が贅沢な宿泊先となる。

海中ホテル

2050年までには

航空機メーカーのエアバス社は、きたる50年の旅行トレンドについて予測した。そこでは、SF映画に登場するような飛行機が描かれている。同社によれば、旅客機の乗客はマッサージシートで飲み物を飲みながらくつろぎ、パインが香る海風を浴びることができるそうだ。そしてサウンドシャワーが眠りを促し、その間、特殊なシェードが光りを遮ってくれる。

しかし、景色を楽しみたいというのであれば、手のひらの動きで見晴らしの良い窓が透明化する。そして驚きと魅力溢れる360度の視界を得られるというのだ。

パノラマウインドウ

機内にはバーもあり、ポップアップポッドによって個人的なスペースも確保できる。

機内バー

同社の研究は、世界中の飛行時間が平均13分短縮されることで、年間数百万トンの燃料が節約されるだろうという。次の10年間で、機内は現在のような狭くてストレスが多い客室ではなくなるともいわれている。時差ぼけ防止の照明が設置され、記憶形状シートが乗客にフィットし、安眠を導くホルモンが散布される。これで幼児が泣きだして困ることもない。

乗客ごとに温度調整されたシートでは、ホログラフィックによるエンターテインメントを楽しみ、防音装置によって周りに迷惑を掛けずに、離れている友人や家族と会話することもできる。

一方、スカイスキャナー社は、宇宙旅行が休暇で注目されるようになるだろうと予測している。2030年までには、宇宙旅行こそが贅沢な旅行になり、2050年には主流にすらなるというのだ。

同社は、低い軌道で宇宙航行が可能になれば、大陸間の移動時間が短縮されるとみている。例えばヴァージン・ギャラクティック社の航空機であれば、シドニーからロンドンまで2時間半で移動できると予想しているとのこと。

宇宙旅行

2100までには

フューチャー・ラボラトリー社によれば、次の100年で巨大な飛行船や人工の移動する島、インテリジェントなホテルの部屋が当たり前になるという。

なんとリゾート用の島そのものが移動するのだ。しかも、島自体が食料や水を生産でき、環境に悪影響を与えない。それは、まるで巨大な豪華客船のようになるそうだ。

移動する島

また、ホテルの部屋は何もかもが自動化され、宿泊客に最適化される。現在でもiPadで明かりや音、ルームサービスを操作できるが、これは今後数十年で一般化するだろう。

しかし未来のホテルはさらに進化する。枕には眠りに導くマッサージ機能が搭載され、壁にはホログラフィックで立体映像によって個人のトレーナーや友人、家族が映しだされる。

そしていよいよ、長旅の必要すらなくなるというから驚きだ。

グラスゴー大学のMary Jacquiline Romero博士が語るには、2080年までにテレポーテーションが日常的になるという。

テレポーテーション

本当に、そんな未来が待っているのだろうか。

さすがに2080年には私はこの世の者ではなくなっているが、頑張ればパチンコ玉くらいの物質がテレポーテーションしそうな所までみられるかもしれない。

このニュースに関するつぶやき

  • : そのうち歩いて回るようになって、懐から四角い箱を出して、回りに集まる人に「頭が高い、控えおろう」と言う時代になりますよ。
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