坂道などを走るには、とても便利な電動アシスト自転車。だが、気に入ったデザインがないとか、バッテリーの電力がなくなると車体が重たくて漕ぐのが大変……そんな問題を一気に解消してしまうのが『add-e』だ。
これは、フツーの自転車を“電動アシスト式”へ簡単に変えられるキット。オーストリアの開発チームが、現在クラウドファンディング・サイト『Indiegogo』で販売キャンペーンを行っているもので、装着が簡単、しかも軽量という注目のアイテムなのだ。
800gの軽量モーターが後輪をアシスト
『add-e』に採用している電動モーターは、出力250Wの超小型タイプ。重さもなんと800gだ。
なんで、こんな小さいタイプでアシストが可能かというと、一般的なハブに回転を伝達するタイプではなく、モーターに付いたローラーをリヤタイヤに直接当てて、後輪をダイレクトにアシストする方式だからだ。なので、こんな小型でも、最高速度は25km/h〜45km/hも出る……ちょっとスゴイかも。
ウォーターボトルのような形状のバッテリーも、重さ1kgとこれまた軽い。なので、仮に出先でバッテリーが空になっても、普通の自転車として十分使えるのもうれしい。ちなみに、バッテリーは満充電時の航続距離50kg、充電時間は1時間だ。
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ロードバイクからママチャリまで装着OK
どんな自転車にも簡単に装着できてしまう点も、このキットのいいところだろう。モーターの取り付け方法は、ロードバイクやマウンテンバイクなどスタンドを付けないタイプの場合は、ペダルベアリング部に専用ブラケットを装着し、モーターをセットすれば完了だ。
シティバイクやママチャリなどでは、キックスタンドにブラケットとモーターを付ける方法もある。いずれも、モーターのローラー部がリヤタイヤに当たっていることを要確認。じゃないと、モーターは空回りするだけなので注意したい。
バッテリーの装着は、フレームなどにボトルホルダー風ホルダーを付けるだけ。バッテリーの配線をモーターと接続し、ホルダーにセットすれば終了だ。始動は、バッテリー上部のボトルのふた風スイッチを押せばOK。ふたを回すことで、出力も変えられる。
今なら10万円でゲットできる
自分のお気に入りの自転車を、簡単に電動アシスト式に変えられるという意味では、画期的なこのキット。前述の『Indiegogo』ではかなり好評で、5月17日現在、キャンペーン期間をまだ21日残しつつ、目標募金額100,000ユーロ(約1,359万円)に対し、達成率155%の154,629ユーロ(約2,100万円)を集めている。
『add-e』の通常価格は890ユーロ(約120,000円)。今なら、『Indiegogo』キャンペーン価格770ユーロ(約104,000円)で購入が可能だ(別途送料も必要)。気になる方は、一度サイトにアクセスしてみてはいかがだろうか?
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