次世代型モバイルハウス「Ecocapsule」が次世代型ノマドワーカーを生む?

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2015年05月26日 18:50  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

近年ブームのカプセルハウスやスモールハウスをはじめとした“モバイルハウス”。

多額のローンを抱え35年間しっかり働き自分の城を築く従来の考え方に対して、賃貸とはまた違う第3波として現れたこの考えは多くの共感を呼んでいる。

もちろん移動しながら暮らすのは簡単ではない。しかしその中でも、従来のものよりも現実的に住みたいと思える“モバイルハウス2.0”とも呼べるものが現れた。『Ecocapsule』だ。

エネルギーを自活するモバイルハウス

モバイルハウスに住む際に大きな問題になるのが、水道や電気といったライフラインの取得の難しさだ。

狭い家に住むこと自体は恐らく問題でない人も多いだろうが、ライフラインが簡単に取得できないのは大きな問題だ。水道は勝手に使うわけにはいかないし、電気も発電機に頼るのは心許ない。

エコカプセルイメージ図1

それに対しこの『Ecocapsule』は、電気と水道が利用できるのだ。というのも、カプセル上部を覆うように貼られた太陽光発電パネルと、煙突のように立つ風力発電の風車を用いて発電ができるのである。

発電した電気は内蔵バッテリーに貯蔵されるので、雨の日や風のない日は電気が使えないということもない。

また雨水を集め濾過し上水として利用できる設備も搭載されており、ライフラインは自然エネルギーによってまかなえるように設計されているのだ。

エコカプセル平面図

内装は最小限・・・けれど必要十分

スロバキアの設計事務所『Nice Architects』が設計したこの『Ecocapsule』は、全長4.5m幅2.4m高さ2.5mとモバイルハウスらしく非常にコンパクトだ。

内装は木目の優しい色味が印象的で、ベッドと最小限のテーブルと比較的しっかりした収納、キッチンとシャワートイレが備え付けられている。決して広くはない空間だが、設備は一通り整っており暮らしていくのに困ることはなさそうだ。

エコカプセル内装

次世代のノマドワーカーの相棒に

家への考え方は人それぞれだが、物や情報があふれるアンチテーゼからか最小限の暮らしを望む人も少なくない。トレーラーハウスで各地を転々としながらPC1台で仕事をこなしてしまう人がいるのも事実だ。家ごと移動するまさにノマドワーカーといったところだろう。

そのような生き方を望む人にとっては、この『Ecocapsule』は最良のパートナーになるのではないだろうか。

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